2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧
本の貸し借りは読書経験を広げ、将来の読書活動の深化ににもつながるって指摘はその通りだと思うなあ。でも、大人になったら図書館で借りる本とそうじゃない本って感覚があったような気もする。図書館で物語借りて読むのは子どもだけ、みたいな気持ちも。貸…
販売収入の減少は出版業界特有の「出版不況」、広告収入の減少はメディア及び広告業界を含めた「広告不況」であろうと考えております。もちろんリンクしている部分が無いとは思いませんが。雑誌の不況は部数減の「出版不況」というより広告収入減の「(メデ…
<a href="http://www.idealog.com/blog/a-coming-new-obsession-how-to-handle-a-smaller-print-book-business">A coming new obsession: how to handle a smaller print-book business</a>↑この記事読んだら自分が書いた日記を思い出した。<a href="http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=173280&log=20090916">「電子書籍流通雑感」</a>
大正11年の創刊以来88年だそうだ。これはもう歴史だ。そしてその歴史が終わろうとしている。大変なことだ。小さい会社は規模が小さいからこそ生き残れる可能性もある。沈む舟より沈まぬ筏。どうやらそちらに可能性がありそうだ。しかし、今は必死で水を掻い…
沈んでいく船から脱出しようという試みは分かりやすいな。穴を塞ぐのもありだ。しかし、沈んでいく船から必死で水を掻い出してどうなるってんだ。いや、そんなことはわかってはいるのだが、手を緩めるわけにはいかないのだ。今、どこもそんな状態に陥りつつ…
あまりこだわりのないタイプなのだが、仕事に絡んで自分でも意外なほどこだわっていたことがあった。が、金曜日にそのこだわりを捨てた。楽になれそうな気がする。来週は本棚の本捨てるぞ、おー!
気持ちの問題だろうか、それとも急に気温が下がって体調を崩したのだろうか。土曜日は用があって外出。夜は味噌ちゃんこ。鶏団子がうまい。最後はラーメンで。うまかった。が、先日の諸々で嫌気がさしていたようでついつい飲みすぎた。日曜日は昼過ぎまで寝…
書店営業は「絞って大々的に」と「広げて地道に」の間を行ったり来たりを繰り返しているように思います。話題を作ることと同じぐらい地味に長く売り続けることも重要なんですが、どちらも前より難しくなっているように思います。
新聞の効果、昔と比べて厳しいよなあと思いつつコストとリーチを考えると代替の媒体が見つからない。ネットは金かけるときりがないし金かけないと効果はさっぱり。交通広告は高いし効果を及ぼす範囲が限定的、しかも駅の売店や駅立地の書店に大々的に平積み…
自分達にとっては大事だったが世間的な反応は静かなもので。そんなもんさ。ここ数年の自分のやり方に間違っていた点があったことを認めるにやぶさかではないが、動かないことが正解であるという時期もあるのだということが伝わっていないのがもどかしい。自…
撤退、ということで最終確認。決まってからはやるべきことをやる。文案を考え、広報担当者とチェック。サイトでの告知の準備。スタイルシートが云々。大したことはやってない。サイトのあちこちの修正を頼んで自分はFAXの準備。htmlファイルアップしてからFA…
<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4334035027">『ウェブはバカと暇人のもの』</a>ようやく読了。オレ自身まだ余計な期待があんだよなあと赤面の至り。露出の確保と割り切っていたつもりだったが欲をかいていたかもしれない。他の広告媒体もイマイチなんだよなあ。一昔前と比べて効果測定にシビアになりすぎて…
金曜日、病院に行ったら昔の上司とばったり。元気なのかなんだか。検査してもらったら驚くほど健康。この結果は前にも経験がある。そして大量のクスリをいただく。会社の入口ですれ違った同僚から懸案事項に関する衝撃の結末が。ああ、力が抜ける。気力も音…
書店に対してのアプローチだけではなく買ってくれる読者にどうやって効果的に働きかけるか、そこが全く足りていない。即効性の無い地道なところでの取り組みもいいがもう少し効き目が早く出ることをなんとかせねばならん。限りある予算の中で現状の云々に加…
タイミングを完全に外して公開してたら今度は選択を完全に外した。ピクリとも反応が出てこない。と思ったら、タイミングも選択もあえて外したほうは堅調に。流れに乗れない時というのはこんなもんなのか。やはり寝不足か。
この歳になっても(いや、この歳だから?)忘れ物。なんだかなあ。午前中はiPhoneがうんちゃらかんちゃらで自社のWebサイトでうんちゃらかんちゃら。そりゃ必死さは伝わってくるのでこちらとしてもなんとかお手伝いできることはと思うのだが、こんなんで効果…
暗いなあ、オレ。真っ暗だな。余計なことしたせいで普通の日記が書けなくなってしまっていたがなんと言うこともなく再開。9月の数字はシルバーウィークの影響もあったかと思えば諦めもつくが、10月に入ってもパッとしねえなあ。新刊の狭間に落ち込んだのもあ…
みすず書房元取締役営業部長の相田良雄さんの訃報をネットで知った。書店のアルバイトから出版社の正社員になって数ヶ月、まだ右も左もよくわかっていなかった頃に行った出版ビジネススクールの講師が相田さんだった。具体的な数字の入った資料を前にスリッ…
本を買って読むというのはけっこう贅沢なことだと思います。お金や時間の問題もそうですが、買った本の置き場所を確保するためにはある程度の空間が必要です。家に書斎がある方はかなり余裕がある方でしょう。そういう方ほど本を沢山買う傾向があるようで、…
4.書店から消えたロングセラー どこの店も同じ品揃えの金太郎飴書店で、というセリフを聞きますが、本当にそうでしょうか。実際はどこの店も売れ筋の商品を確保するのに苦労しており、どちらかと言えばどの店に行ってもキチンと売筋が確保されていないのが現…
本日は読者が薦める本について考えてみます。3.初めて読んだ本はどれも皆とても新しい 「岩波文庫の100冊」の販促用で「私が選ぶ岩波文庫の3冊」というような小冊子がありました(タイトルはうろ覚えです)。その頃、本屋でアルバイトをしていたんですが、そ…
本日から出張なので明日の分もアップしておきます。2.誰が何をおすすめするのか(書評からクチコミへ) 刷部数も広告予算も少ない小出版社にとって新聞や雑誌での書評は生命線でした。新聞書評で増刷何万とか、昔の話です。今の何かと似ています。そうですね…
本の選び方の変化は読者による選別の始まりでもあります。非常に重要なポイントです。 本のよしあしを見極めるのは今も昔も大変な作業です。昔のヒトはとりあえず古典を読むよう薦めていました。常に最新の情報や価値観が必要なジャンルを除けば、長い年月を…
本日は「本との出会い方の多様化」の影響についてまとめです。 「本との出会い方の多様化」にはいい面も多々あります。ですが、定価で買わなくても本は買えるという事実の発見や増えるチャネルに対応した商品開発、さらには「いつか買えばいいや」が結局押し…