仕事と晩飯とその他

日記です。

やっぱドブ板営業が一番じゃん、になるのが怖い

自分達にとっては大事だったが世間的な反応は静かなもので。そんなもんさ。

ここ数年の自分のやり方に間違っていた点があったことを認めるにやぶさかではないが、動かないことが正解であるという時期もあるのだということが伝わっていないのがもどかしい。自体を打開するために何かをやらねばいけないことも多々あるが、対象によっては新たな手を打たないことが最大の解決策である場合もある。時と場合と対象によるとしか言いようが無い。目先の数字のために動けば目先の結果は出るが、悪い効果はあとから効いてくる。今、解決すべきはもっと根本のほうだ。それが、うまく伝えられない。攻めるべきポイントでは攻めるが無闇に突進したいわけではない。兵站を確保するのが先だ。

↑上の話、電子がどうこうじゃないです。電子書籍とか電子出版は零細出版社にとってはやってもやらなくてもあまり金にならないので(やってることも基本的に実験という捉え方だし)。そうじゃなくて営業とか制作とかとそっちの話です。特に営業。古い手法は大事だけど、目先の事態を打開するために金かけて古い方法取ったらそりゃすぐに目先の効果は出てしまうので「ほらやっぱり古い方法でいいんだよ」になってしまうのが怖い。とても怖い。ドブ板営業って麻薬みたいなもんだと思う。それが一番だよ、ではなく、それもひとつの手段だよ、になるように努力してきたつもりなんだけどなあ。

金をかけずに精度を上げるほうもいまひとつ。物が売れない時代とかそんなことではない。売れるものは売れる。それだけの話だが、それができたら苦労は無い。