仕事と晩飯とその他

日記です。

今年も木更津。「沖の方へ、沖の方へと……」

今年も出版健保の歩け歩け大会(潮干狩り)で木更津へ。寝過ごして慌てて出発するもアクアラインで楽勝、のはずだったが、昨年と同様、高速を降りてから右折すればよいのに左折して田んぼの中の道にはまる。さらに昨年無料で停められた駐車場も満車。やはり、前の晩に『アド街ック天国』(テレビ東京の番組)で紹介されていたからだろうか。結局駅前の市営駐車場から歩き。ぎりぎりセーフ。也のS竹さん毎年ご苦労様です。

砂浜に出ると例年のように素人っぽいアナウンスが「沖の方へ、沖の方へ」と、めまいのように誘う。そのアナウンスを聞いてどこかのスイッチが入った妻が沖の方へと向かいだす。毎年のことなので装備も随分と手馴れてきており、三人とも靴下のままどんどん歩いていく。かなり沖の方でようやく掘り始める。と、すぐに妻がアサリではなくハマグリを掘り出した。今まで潮干狩りに来てもハマグリを掘り出したことはなかった。ほどなくオレの掘った穴からも次々とハマグリが。例年ハマグリを網に詰め込んでいる人々を見て、「いったいどこにあんなのが埋まっているのだろうか」と正直かなりうらやましく思っていたのが、ここだったのか!

しばらく一心不乱にハマグリを彫り続けていたら妻に「あんた、ここ最近にないぐらい楽しそうな、いい顔してるよ。あんたがそんないい顔してんなら来年も来ないとな」と言われた。いや、アサリじゃなくてハマグリだぜ、だって。もうアサリとか掘れないよオレは。

まだまだ掘り続けたかったが、潮が満ちてきたので終了。娘よりも妻よりも、多分、あの場で貝を掘っていた人たちの中でもオレが一番楽しんでいたんじゃないかと自分でもそう思える。貝の入った網を持って歩くのが誇らしい、オレのハマグリ。

海ほたるで食事。妻は昨年と同じ「大人のお子様ランチ」。というか昨年誰が何頼んだか全部覚えてやんの。食い物のことに対する凄まじい(だがしかし何の役にも立たない)集中力。『アド街ック天国』で紹介されていた塩辛も買った。いや、悪気は無いんだが。塩辛食いたかったし。

車中でだいぶ砂抜きができたようなので、早速、焼きハマグリに。が、娘はオエっとなって吐き出すし、妻も「砂が」ということで今ひとつのリアクション。確かに砂抜き足りなかったが、それでもうまいと思うんだけどなあ、オレのハマグリ。よーし、もう一晩砂抜きしてリベンジだ。