仕事と晩飯とその他

日記です。

総務省のICT利活用うんちゃら

新刊のプロモーション関係で色々頭を悩ますなど。

午後は総務省委託事業「平成22年度 新ICT利活用サービス創出支援事業」出版印刷関連合同成果発表会。時間ギリギリかと思ったが半蔵門は近いな。途中で立ち食いそばを食べる余裕があった。

なるほどそういうことであったかなどと思いながら話を聞いたが、肝心のICT利活用サービス創出については、「既にそういうサービスやってるところがある奴をやってもしょうがないんじゃなかろうか?」もしくは、「既にアマゾンやグーグルやアドビやらなんやらかんやらのITの猛者がやってるのとあまり変わらんことをやっても結局かなわんのではなかろうか?」などと思ってしまったのも事実。

そんな中、我田引水かも知れないが、近刊情報については技術的な新しさはないが内容的にアマゾンもグーグルもまったく持っていない(というか、既に出た本の書誌情報はありとあらゆる方法を使って集められると思うが出版社がこれから出そうとしている本の情報は彼らには集めようがない(正確に言うとアマゾンはそれをVCなど使って集めようとしているしある程度は成功している、が、近刊情報センターの強みは「アマゾン以外」だ))データということで、やっぱりそういう方向性をめざしたほうが現実的なんじゃないかなどと思ったり。

そういう意味で、ドットコムでも繰り返し言ってるが、増刷情報もアマゾンもグーグルも持ちようがない。だから、出版社が自分たちの手で増刷情報を発信するのはありだと思うんだ。

今日の説明会でオレはその思いを強くした。やっぱり増刷だな。つか、もう誰か技術力があって一緒にやってくれるところがあったら乗っかってもいいかも(一箇所候補はあるけど、そこはマネタイズのところで難しさを抱えちゃってるんだよなあ)。

そういえば、それは言っちゃいけない話だと思うしまた敵作りそうだけど、プリペイドカードの話を聞いて俺はやっぱり思ったよ、「本屋でアマゾンのプリペイドカード売ればいいのに」って。もちろん、お客さんがクレジットで決済するようになるとそのまま取られてしまうだけだって心配はよく分かるけど、そんなこと言ってるとますますジリ貧になりそうな気もするんだよなあ。むしろ、アマゾンで買う本と本屋で見てから買う本と、みたいな使い分けを促したほうがいいんじゃないかと。あと、プリペイドと言えばiTunesカードとか売ってもいいわけで(ニンテンドーポイントだっけ、ああいうのも)。コンビニの多機能端末みたいなの置いてそこでチケット含む諸々の販売を行うことで少なくともコンビニには対抗できるような気もするんだけどなあ。昔バイトしてた売り場にはチケットぴあコーナーがあったけどけっこう稼いでたもんなあ(今はどうかわからないけど)。