仕事と晩飯とその他

日記です。

雑誌よさらば、と思ったけれど。

新聞広告(特にサンヤツ)が書店向け、というのは確かにそういう意味が大きいとは思う。出版社名の認知も書店向け。ただ、本のジャンルによっては出版社名は意外と重要。一般的に「本は代替が効かない」と言われているが、実際には実用書や学参のジャンルではあるものが売れると言う傾向がある。書店に確実に置いてもらうためにも出版社名はしっかりと、とは思うが……。最近は暖簾に腕押し、という気持ちもあってちょっと引き気味。

来年度の広告は雑誌への出稿と通常のサンヤツは全て止めてしまい、新聞の半五と某オンライン書店のメール広告のみに絞り込んだ。半五は書店向けというより読者向けの意味合いが強いし、メール広告のメインターゲットは間違いなく読者(いや、もちろん書店がそのメール広告を受信してたら別だけど)。広告という意味合いとはちょっと違うが、新刊の刊行告知については取次の広報誌とドットコムのメルマガは相変わらず。自社のメールも新刊だけ。サイトでは増刷もお知らせしているが……。ドットコムの増刷告知ページには期待しているが、立ち上げは春かなあ。

元々広告は「新刊」に偏りがちだが、それでもサンヤツで「増刷!」とか「売行良好」とかで増刷した既刊なり何なりを扱えていたが、今後はそれもグッと絞られる。というか媒体を絞り込んだことでどうしても「新刊」に偏った告知になる。で、よく考えてみると雑誌広告では意外とそうした「既刊」を気にして宣伝していたことに今さらながら気がつく。その辺について困ったなあ、と思っていたが、さらによく考えると、既に「自社媒体」と言っても過言ではない状態のモノがあるじゃないか。アレにばっちり乗せればいいわけですよ。というか今までも自社の書籍に載せた自社出版物の宣伝(カバーの折り返しなども含む)はかなり効果的だったわけだし。あと、挟み込んでる出版案内もより機動的に使えるか。増刷とかも載せても悪くないよな、そう言えば。

そうやって考えてみると雑誌に広告を出さなくなったからと言って増刷などについてお知らせする手段が無くなるわけではない。いや、今までもその辺はあまり徹底できていなかったわけで、来年はそのあたりをさらにもう少し工夫することでなんとかなりそうだ。

在庫のこともあるし、けっこう憂鬱だが。