仕事と晩飯とその他

日記です。

『高慢と偏見とゾンビ』面白かった

高慢と偏見とゾンビ』、かなり面白かった。

 

サーセイはすぐにわかったんだけど、親父が「見たことある」と思いつつなかなか思い出せなかったのだが、最後で「タイウィン・ラニスター?」と気づいた。ラニスター家の親子だったのか。イケてる。

土日の宿題

土日の宿題は3件。

ひとつめは、デルタなどに「出版社のWebへのリンク」と「出版社名のヨミ」を表示ずるためのデータの整備。版元ドットコム・書協・出版協のリストをマージしてDBのテーブルに投入。いちおう表示まで完了。

しかし、思ったほど埋まらない。出版クラブと丸善Wikipediaのリストも追加したが、それでも1割以上埋まらない。しょうがないので、少し手作業で追加。残りも手作業だろうなあ。

それにしても、書協・版元ドットコム・出版協といった業界団体に所属していない出版社は沢山あるなあ。ウチだけじゃないってことだ。どこにも所属していない会社が全然売れていないかと言うと、そんなこともなくて、そこそこ売上があってもどこにも属していない社が多々ある。それ自体は不思議でもなんでもない。逆に、「業界団体に入っているからと言って売れるってわけではない」という当たり前を確認させられる。

が、しかし、そうだとすると業界団体の存在意義はなんなのか、なんとなく複雑な気持ちになる。

そうではなく、JPROは書協会員社以外に門戸を開いたところが素晴らしいという見方もできる。

んー、それもどうかなあ。結局、業界を網羅するようなDBなりなんなりってことを実現するためには門戸を開かざるを得なかったということか。

なんだかんだで900社近くの「ヨミ」と「WebサイトのURL」が整備できた。使いようによっては、また少し面白いことができそうな気がする。

それにしても、出版社のユニークIDが無いのはやっぱり困る。某オンライン書店も結局は文字列でぶつけてると聞いたが、こちらもそうせざるを得ない。出版社記号も取引コードも、ユニークIDとしては使えない。なかなかキビシイ。

あと、いまだにWebサイト用意してない出版社が割と沢山あって驚いた。SNSで充分という割り切り方もあるとは思うが、せめて名刺代わりに会社案内を載せたサイトとか、そういうのだけでもなあ、とは思う。思うが、ここでも色々考えさせられたが、Webサイトを持っていないからと言って全く売れていないというわけでもない。書店や図書館や採用などで回していたら無理してWebがどうこうとかって必要はないのかもなあ。一昔前は全部それで事足りてた。そして、問題なのは、今でもそれである程度回せてしまうということなのかも知れない。

 

ふたつめの宿題は楽譜販売用のDB整備とサイトの制作。サイトは今あるのにぶらさげる形で作るつもりだが、まずはデータの整備から。DL販売サイトから落としてきたリストで足りるかと思っていたが、かなり整理しないと難しいだろうということに。しょうがないので正規表現を使って諸々整理(そういえば出版社リストの整理も正規表現使わなかったら無理だった)。朝イチで作業して、午後再開しようと思ったら保存し忘れ。全部パア。で、イチからやり直し。二回目なので早い。が、最終的なサイトをどうするか考えてから付け加える必要のある項目が出てきたので、そこまで。これ、去年の年末も宿題だったので、今年こそなんとかしないと。

 

みっつめは、年末恒例企画のAPIをドットコムからopenBDに変更する件。去年やってなかったのか、オレ。ということで、これはサクッと完了。JSONのパースとか、わかってなかった時は本当に悩んだが、今となってはアッサリ。

年末恒例企画の参加者募集は明日以降メールで。去年は前年の参加者にまとめて送った。今年もそうしよう。

夏休みぐらいからずっと海外ドラマにハマってました

ハマった、ハマった。

『Band of Brothers』
今まで第二次大戦モノの映画で見た、Dデイ、マーケット・ガーデン作戦、アルデンヌの森、バルジの戦いとか、有名な作戦が目白押し。そして、「銃で撃ち合うってことは見える距離ってことだから、実際にはものすごく近いんだよな」という当たり前のことを認識させられる。最近作成されたアメリカ視点の戦争モノとして群を抜いた評価なのがよくわかった。

『Game of Thrones』
なにコレ、めちゃくちゃ面白い! ファーストシーズン、基本的にはリアルな史劇を感じさせながら、シーズン最終話のデナーリス・ターガリアン。次のシーズンを見ないわけにはいかないじゃないですか。結局、最新シーズンまで(課金した)。キャラクターとしては、やっぱりティリオンがいいです。親父のタイウィンも良かったなあ。来年早々の続きが早く見たい。

『The Pacific』
『Band of Brothers』より見ていて辛いのは、日本人の描かれ方がどうこうよりも、「熱帯の泥まみれの戦場で飢餓と病に苦しみながら」というのを思うからだろうなあ。そして、こっちも、とにかく近い。眼の前に迫る顔をめがけて銃を打つって、そりゃあ、PTSDにもなるよなあ。何もかも辛い。

『The Walking Dead』
シーズン始まってすぐにゾンビどころじゃない緊迫した秘密が……。そっちが気になってどんどん見続けるうちに、プリズンからブレイクならぬ、プリズンにブレイクでなんだか安定期に突入した。敵役、ガバナーとニーガンは良かった。ニーガンはルー大柴よりも若い頃の高田純次に似ている気がした。主に喋り方で。"Let me in."の使い方とか、真似したい。

合間にゾンビものやらアフガンやイラクの戦争ものの映画などを何本か挟んで、今は、

『Rome』
元老院のセット、これ、GOTでも使ってねえか(寺院?)。あと、主要な登場人物を見てGOTのキャラ、マンス・レイダーとエドミュア・タリーを思い出すなど。日本で大ヒットして映画化もされた漫画の主人公のキャラクターはここから引いたのではないかという気がする。多分、元ネタ。いや、もう、見た目も名前もそのまんまだし。他にも性格とか隠し設定みたいのも(シーズン1での話)。そんなことを思いつつシーズン2を見ていたらオクタヴィアヌスが急に成長して驚いたり。GOTは撮影が長いから成長していくのもわかるんだけど、そうだよなあ、どうすんだろうと思ってたけど、こういう場合はやっぱり役者を変えるしかないよなあ、なるほど。あと、ここ数年ラテン語を少しずつ齧っている身としては、名前はやはりラテン語読みであって欲しかった。シーザーじゃなくてカエサル。マークスじゃなくてマルクスアントニーじゃなくてアントニウス。ルシウスじゃなくてルキウス。どうせ字幕見てるんで、どっちでもいいっちゃいいんだけど。

日本語字幕で見ているので、英語の勉強には全くならない。英語の勉強にしたいのなら英語字幕がベストだろう。英語字幕版もあればいいのに。

『リメンバー・ミー』ボロ泣きの理由は、家族の情とかではない

こちらもレンタル。新作なので二泊三日。慌ただしい。

リメンバー・ミー
あまり予備知識無し。なんだろう、意地でもネタバレしたくない映画。どこから泣き始めたのかあまり良く覚えていないが、とにかく途中から泣いた。妻も泣いていた。妻は途中、「(骸骨のはずの登場人物が)ものすごい美人に見える」と言っていた。わかる。映像もきれい(というか、シーンによってはアナ雪の氷の城と似た悪い夢のような怖さも)で、映画館で見たかった気もする。珍しく、見終えてから妻とふたりでしみじみと話した。吹替版で見たのだが、藤木直人の吹き替えはすごくよかった(松雪泰子もだったのか! よかった)。歌も、子供も含め、どれもよかった。けれど、元の歌を聞くために、いつかまた英語版でもう一度見たいということに。日本語だとどうしても難しいリズムがある。内容を訳さず音だけで詞を書けば可能な気もするが、こういう映画でそういうわけにはいかないだろう。自分は部分的にしか見なかったが、『ズートピア』についても妻は同じ感想だそうだ。日本語吹き替えの限界。かといって、歌だけ原曲というのもちょっと違うしなあ。『アナと雪の女王』とかは奇跡的なことだったのだな、と。

追記■原題が『COCO』であることをついさっき知ってまた泣きそうになった。そうか。そういうことか。うん。そうだよな。

ようやく見た『ローグ・ワン』

久々にレンタル。

『ローグ・ワン』
スター・ウォーズ関係は、見ておかねば、という義務感のようなものを感じている。ずっと気になっていた『ローグ・ワン』。予備知識はたんまりだったが、それでもなんだかグッと来た。「エピソード7よりスター・ウォーズ」という意見があるのが分かる気がした。とにかくスター・ウォーズ。それもジョージ・ルーカスの撮った。ダース・ヴェイダーはこうだよなあ、やっぱ。で、全滅ムービーだということは知っていたのだが、やはりなんだか、悲しいというより、やっぱりか、といった感じ。そして、これが「最後の希望」につながるとなると、やはりエピソード4を見たくなるという流れ。うまいし、よくできてるなあ。

GW明けてから見た映画四本

GW明け、妻が録画してあったテレビ放映の邦画を連続で見ていた。忘れないうちにメモ。

本能寺ホテル
三谷幸喜作品という以外、ほぼ予備知識無し(だけど、本能寺だから信長だろうとか、その程度は思う)。すごく舞台的な映画なのに、現実セクションと過去セクションで役者が交錯しないのが逆に不思議。舞台だと役者の数を節約するのに一人何役でそれがむしろ味になるとか、よくあるじゃないですか。映画でも『クラウド・アトラス』とか、TVドラマだけど『エンジェルス・イン・アメリカ』とか。企画的におかしくないと思うんだけどなあ。

『君の名は』
これも「入れ替わりとすれちがい?」ぐらいで、ほとんど予備知識無し。前編すげえスピード感、というか、勢い。それでいて、何度も繰り返し。映像が綺麗。なんとも言えない怖さ(人類がコントロールできない暴力的なもの)、みたいなものもあり。大ヒットの理由は、傍観者でしか無かったものたちの自省、なのだろうか。

シン・ゴジラ
これは予備知識たっぷりで(妻はほとんど予備知識無し)。色恋の入らない仕事人たちのドラマ、みたいなのが好き(最近の大河で良かったのはダントツで『風林火山』という)妻が気にいるのではないかと思っていたが、予想通り、『君の名は』よりもこっちのほうが面白かったとのこと。どちらもディザスター・ムービーだと自分には思えたけれど、こちらのほうがより直接的に感じた。海外で思ったほど受けないのはそのあたりなのかなあ。自衛隊持ち上げすぎ的な意見もあるようだけど、どうかなあ、総動員したけど、うまくいかなくて、かなあ。そして、やっぱり放水車っていうか、あれが出てくると、確かにグッと来てしまった。時間を置いてまた見たい。

帝一の國
「野望に満ちた高校生の生徒会選挙で、注目の若手結集」ぐらいの予備知識。吉田鋼太郎が出てるの知らなかったけど、ちょうど『おっさんずラブ』を見ている最中だったのでラブリーな部長のイメージが。菅田将暉、いい役選んだなあ。すぐ脱ぐし。竹内涼真が他の奴の小さな悪さと比較して徹底的にいいヤツで、それはそれで面白い。妻いわく「『デトロイト・メタル・シティ』なみのくだらなさ(褒め言葉)」だった。わかる。