仕事と晩飯とその他

日記です。

店頭の効果は大きいがその効果にうまく乗れる商材は少し違うものかも知れない

新文化】 - ブックライナー「宅配」受注、9月期は前年同期比512%増に http://www.shinbunka.co.jp/news2013/11/131101-03.htm#OMAtwie.twitter_tweet_ninja_m

上のニュースを読んで思ったのは、「書店の店頭にポスター貼っただけでこれだけ数字が伸びるのか」ということ。やっぱり書店の店頭ってすごいよ。

で、出版社も取次も書店も、その店頭の効果をうまく使えてないのかもってことを思う。

某社は徹底的に店頭の効果を狙ってるなあ。まあ、もちろん、それに見合うような商材だからってこともあるが。

小売のパワーを感じる商材は、ある意味従来の「本」とは一線を画したものなのかも知れない。そう言われてみると、大きくなった後に破綻したとはいえ、某社が大きくなる時に売れに売れた例のあれは普通の出版物に慣れている人間からしてみると「本というよりキャラクターグッズ?」みたいなモノだった。なんだかんだ言いながらオレも「本は本そのものの力で売れる部分あるよね」などと思い込んでいるクチであり、「(大きな意味での)流行りものの周辺グッズとしての本」という商売にはうまいこと乗れていない。そもそもそのあたりよく理解できていない。が、しかし、売れる売れないという時に「本そのもの」しか見ないのはやはりあまりに視野が狭すぎる。キャラクターや流行だけでなく、「ヒトを売る」の周辺としての本、そして、本ではなく何かを売る時に「それをいったい誰に売り込むのか」ということ。売れる売れないの問題についてその辺を考えないわけにはいかない。が、オレにはちょっと難しい。いや、本当に難しい。