仕事と晩飯とその他

日記です。

セミナーの告知など

毎年春の恒例となりつつあるセミナー講師、今年も。

去年は震災の前々日だったなあ。

去年は1・2月の数字も3月の立ち上がりもここ数年に無いぐらいいい感じで推移していた。なのでセミナー講師もけっこう気持ちよくできたが、今年は既刊の数字はともかく、新刊がここまでまだ一点という状態。3月も1点かなあ。いや、新刊だけでなくロングセラーを売るのはもちろんなんだけど、それでも比較的売れる時期である1月から4月前半までに新刊の刊行点数が1点とか2点とか3点というのは、従業員が二桁の出版社としてはけっこう、いや、かなりキツイ。

が、その中でなんとかやるしかない。既刊も他社の盛り上がりに乗れていないのが多くてなかなかしんどい状態ではあるが、比較的単価の高いものが頑張ってくれている。そのあたりをつなげていかねば。

編集制作の強化という意味での施策について、ひとりは動かした。もうひとりの追加についてはなかなか決まらないがそのうちなんとかなるだろう。

例の復刊も含め、少し勢いのある新刊が出てきてくれると楽にはなるが、そういう「取らぬ狸」よりも今あるものをどうするかが課題か。

店頭では返品抑制への取り組みが今まで以上に必死の様相を呈し始めているようだ。売れなければ返せばいい、から、売れないものは仕入れない(仕入れたものは売り切る)、への変化は、全体で見れば歓迎すべきものではあるが、棚での地味な回転を前提に品物を回していた出版社にとってはそもそも棚でのラインナップから切られてしまう可能性も含む非常に厳しいものだ。そうした店頭の変化に対応するには「(数が)売れるものを作る」ことが一番の近道だろう。けれど、長い時間をかけてゆっくり売ることが前提の出版社にはそれはなかなか難しい。ここで取り組むべきは目先の数字(書店からの受注)ではなく、読者・学習者からのニーズの掘り起こしと在庫店舗への誘導だ。ソーシャルな仕組みを小零細が活用するのであれば狙うのはそこだろう。

などと考えてはいるが、それでも単純に新刊が出てこないという状況は厳しい。編集制作が頑張っているのはよくわかってはいるが、もしかするとその頑張りの過程の中にこそ工程が延びてしまうなんらかの要因があるのではないかという気もしないでもない。手伝えることは少ないが、可能であれば、作業の負担を減らせるようになんとかしたい。

あれかなあ、だいぶ前に一度作りかけを吹っ飛ばしてやる気をなくしてしまった編集と営業の共有商品データベースかなあ。スケジュール管理は営業はグループウェアでバッチリなんだけど使ってくれないんだよなあ。もうちょっと使い勝手がいいのに乗り換えようかなあ、グループウェア