仕事と晩飯とその他

日記です。

POSデータの使いどころ

金曜日、午前中に営業の若手にPOSデータ活用の基礎をレクチャー。いわゆるABC分析とか。ただし、力を入れるべきアイテム云々だけでなく、見切りを付けるべきアイテムについても。特に、書店でのPOS活用の王道としての「死に筋の発見と排除」について。それと関連してロングテールとショートヘッド。ロングテールは在庫だけでなく物流宣伝についても一点当たりのコストを極小にできてこそ成立するよねという話。

で、馬場の講演会での事例報告で、動きの悪い在庫を整理という話題。まさにドンピシャ。

月曜に補足しようと思う点。

返品は小売にとっては売上(方向違うけど)でもある。つまり返品によって在庫を減らしつつ最低限の売上を確保することもできる。だから、死に筋を返すことは小売にとっては非常に有効。ただし、返すだけでは先がないので「売れる商品を仕入れる」がセットになる。そこで問題が、返品率に縛られて返せなくなると身動きが取れなくなってしまうということ。売れないものを返せないということは、売れるものを仕入れられない(状況を作り出してしまう)ということでもある。出版社の営業としても返品はより有効に活用してもらいたい。返してもらう代わりに仕入れてもらうは本来悪い方法論ではない。が、返すができないとそれもできない。積極的な方向性として「返してもらう」ために何が出来るのか。難しいところではあるが、ひとつの解決策はある。

そうだな、試してみる価値はありそうだ。