数字の意味を考える
以前から散々言ってる話だが、「一冊しか売れなかった」と「一冊売れた」は全然違う。同じ数字を見てもまったく違う解釈をしてしまうことは有り得る。いや、むしろ、同じ数字を見て同じ解釈をすることのほうが少ない。
数字が分かるか否かは前提として非常に重要だ。何もないところで話をしてもしょうがない。
が、しかし、数字をどう解釈するか、数字から何を読み解くかも、まったく同様に重要だ。
この、数字の解釈の部分が噛み合わないことがいろんな問題を生んでいる。
それだけではなく、数字を鵜呑みにするのではなく、結果としての数字に至る過程をきちんと把握できているかどうかという問題もある。
「数字見てるだけじゃダメだ」というのはまったくその通りだ。数字を見て現状を把握したら次に何をするか、そこが肝心だ。
でも、実際には「数字を見ても自分勝手な解釈しかしないことが問題」だったりする。
そもそも数字にも色々ある。一目瞭然の数字もある。それを認めたくないから他の数字を引っ張り出してきたりする。
自分もそういうところがあるので反省しないといけないが、結果を淡々と受け入れるところから始めないと。
今年の前半の数字は悪くなかった。だからこそ、そこから何を読むかが重要だ。
こねくり回さずに問題を認識していたら、もっといい数字に出来たはずだった。
そのあたり、反省点が多過ぎる。