悪しき前例主義と、これからどうなる
実はルールでもなんでもないただの習慣をガッチガチのルールにしてしまってるのって意外と出版社のほうだったりするわけで、その意味であちこちで悪しき前例主義を見かける。
一子相伝、師匠から弟子に受け継がれる技、みたいなノリは少なくない。嫌気さすこともあるけど前例のおかげでさほど苦労せずに出来ていることがあるのも事実。
で、そういう前例を知らないところが思いもよらない方法で今までのやり方をひっくり返すことがあるのも事実(意外と少ないけど)。
とは言うものの、全体の流れを理解せずに細々とした「豆知識」のようなもので乗り切ろうという輩を応援する気もない。
全体が硬直してるみたいな話はよくあるけど、そうでもないんだけどなあ。確かに動かない動かせないこともあるけど、細々とした日常の業務はルールというより習慣で動いている部分が少なくない。ちょっと見直すだけで仕事の流れを変えることは、実は意外と可能だったりする。
皆やらないけど。変えると手間増えること多いと思ってるから(まあ、確かに手間増えることもあるけどそうじゃないこともある)。
近刊情報とかEDIとかがもう少し普及してきたら見本出しが云々とかの話はガラッと変わるんだけどなあ。まだもうちょっと時間がかかりそう。
POS云々の話で色々変わったように思えてるのはまだまだ序の口で、近刊情報とEDIの普及は業務の流れを変える。現状では某社のアシストはイレギュラーな処理としてなかなか定着しないが、大きな方向性としてはアリ。今のあの形のままということではないかも知れないが。
近刊情報もEDIも400とか500とかそれぐらいの数だけど、やはり足りない。1000とかそういうレベルになると話は変わってくる。
何年後なんだろう。意外と遠くないのかもなあ。