仕事と晩飯とその他

日記です。

連呼の効果

業務での広報宣伝の比重が高くなってくるばくるほど「何もできていない」気がして焦る。もっといい手はないのかなどと考える。その割には広告原稿はギリギリで、いつも後から「もう少し何とかしておけばよかった」などと反省する。

その繰り返しの中でひとつ気がついたこと。連呼の効果。

TwitterFacebook・ブログ・Webサイト・メールマガジンFAXDM・郵送DM・広告・店頭での露出(ある種の広告媒体として)、それらを使っていて思う。連呼(単純な繰り返し)の効果は小さくない。

売れている出版社を見てみると、告知であろうが広報宣伝であろうが店頭露出であろうが、何らかの形で読者と本との出会いは繰り返されている。小さい出版社は一回で済まそうとしてうまくいっていない。たまにうまくいっているように見える社もあるが、それらの多くはピンポイント(主に店頭。それとは別に読者のいる場(TwitterなどSNSも含む))での出版社による意識的な露出の繰り返しが奏功している場合と、著者もしくはファンによる出版社の手を離れたところでの繰り返しが奏功している場合とがあるように見える。どちらも無ければ難しい。

過去の例を考えてみると、ウチの社のように「ファン層が」的な盛り上がりが期待でいない場合であっても「これがいい」といったオススメによって露出が繰り返されることはあった。土井さんのメルマガなんかもそうだ。マス媒体に出ても一回こっきりだと効果はほとんど見られないが、ニッチなメディアであっても繰り返しが生まれるとその力はバカにできない。

などと、そんな当たり前と言えば当たり前のことを改めて噛み締めている。

ここ最近はそのあたりを意識的にやろうとしている。連呼はうざいと思われそうだが、やってみると案外そうでもない。もちろん節度は必要だが。で、その連呼がやはり外に広がって転がりださないと数字は伸びてこない。まだそこまではたどりつけていないが、端緒は見えてきた、のかもしれない。こういう場合の楽観は禁物。

※同じ手段での「連呼」ではなく、様々な手段を重ねることによって効果を生み出すことも含む。「FAX連発するな」というご批判はごもっとも。