子供たちをよろしく
「子供たちをよろしく」(1984 原題:STREETWISE)という全く救われないドキュメンタリー映画がある。20数年前に野郎ばっか何人かで見た時に声が出るほど泣いてしまった。オレだけじゃなくて他にも。本当にツライ映画。
最後に流れる歌が Tom Waits の“Take Care of All My Children”なんだけど、もうなんかあれで。
たまたま、YouTubeに映画があがっているのを見つけてしまったので最後のところだけ見てしまった。やっぱりツライ。本当にツライ。
で、こんなことを思うのはなんだけど、自分や自分の妻や子供が幸せでよかった。本当によかった。
あの映画の中心人物だった少年は明るい夢を見たことがあったのだろうか。本当に小さい頃、そんな日があったのだろうか。最後に喪服をまとう少女は明るい明日を思い描いて眠ることができるのだろうか。あの父親は、悔やむことなく人生を送ることができるのだろうか。
ああ……。