仕事と晩飯とその他

日記です。

著者を売れ!

昔から本より著者を売ることに熱心な出版社は少なくなかった。それはある意味、王道でもあったはず。手法や媒体が変わってもやってることはあまり変わっていない。海の向こうでもどうやら一緒。それを意識的にやるといやらしく見えてしまうこともあるが、そう思うのは同じ業界でああだこうだ言ってる人間だけかも。最近になってそれを痛感している。

時代の空気を体現しているように思える人物を担ぎ上げるのは出版に限った話ではないだろう。ジャンルだって文学に絞られるわけではない。ある種のスターを生み出し、それ消費していく。意識的であれ無意識であれ、確かにそれはひとつの戦略だろう。

まあ、そう思ったところで自分のところでそれができるかどうかはまた別の話。ただ、それ言い出すと何にも考えられなくなるから。とりあえずは棚上げ力。自分のことは棚上げする力。棚に上げてばっかり。そして棚に上げておいたことすら忘れたり。そんなことの繰り返しです。