仕事と晩飯とその他

日記です。

それはいくらなんでも無理だ

さすがにどうやったってできないこともある。いや、できないことって言うのは正確ではないな。もしかすると最初から関わっていたら少しはできたかもしれない。それは最近になって痛感する。となると、どうしてもできないことと言うより、それはさすがにオレのせいじゃないだろってことか。責任逃れとかじゃなくてね。それがオレのせいだってのは幾らなんでもひどいんじゃないスかねってこと。いや、それでも関わるべきなのかな。ものすごく嫌がられるけどな。

<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/479767184X/">『資本主義はなぜ自壊したのか』</a>で強く共感できる部分があって、それは、愚直に品質を維持する努力に尽きるのではないか、という点だ。広告のテクニックとか流通の効率化とか、そんなことの以前に品質についての愚直なこだわりが日本の隆盛を築き上げたのではないかという主張には特に色んなことを考えさせられる。

以下、引用。

〜かつては日本の自動車も「新車発売直後の自動車は買わないほうがいい」と言われていた時期があった。自動車に限らず、どんな製品であっても発売当初は設計段階では予想もつかなかった不具合が出てきたりするものである。ことに自動車は高価な商品であり、しかも不具合があれば、命の安全にも関わる。だから、生産ラインが落ち着くまでは買うのは控えたほうがいいというのが、日本でもアメリカでも常識とされていたわけである。
 しかし、この「常識」を覆したのが日本の自動車メーカーだった。今でもアメリカ車については新車発売からしばらくは買わないほうがいいといわれているが、日本車に関して言えば、そういうことを言う人が日本でもアメリカでもいなくなった。
 (<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/479767184X/">『資本主義はなぜ自壊したのか』</a>254ページから255ページ)

刊行されてから10年20年売れ続けるジャンルがある。初期不良の問題は時が解決するのではない。初期不良があれば淘汰され、時代を越えることはできない。壁は、予想以上に高い。

オレはそう思う。営業が品質に責任を負える会社は素晴らしい会社であろうと思う。現実には難しい。とても難しい。難しい。