仕事と晩飯とその他

日記です。

街のパン屋と製パンメーカー

突然、何が噛み合っていないのか、それがストンと腑に落ちた。

顔の見える客を相手に素材や季節の変化、自分の調子などによって変化する手作りの味を手渡しする街のパン屋と、素材の均一性を管理し工場での大量生産にも関わらず品質の維持に技術を磨き物流や販売の管理まで頭を悩ませる製パンメーカー。

どちらが偉いということは無いはずだが、なぜか前者はプライドが高い。不思議だ。

で、どうやら前者をやりたい人が多いってことだな。そりゃ物流とか在庫管理とかマーケティングなんて眼中にないよな。自分の作りたいものを理解してくれる人にだけ心温まるふれあいの中でお届けしたいわけよ、多分。

なぜかオレは後者に憧れる。だからなんつうか話が噛み合わんのよ。そしてなんで話が噛み合わないのか、ようやくストンと腑に落ちたというわけ。

街の出版屋さんってのはありえないイメージじゃないと思うけど、オレがやりたいことではないし、そのつもりで考えたこともない。規模の問題でも当たり外れの問題でもない。多分、課題は共有できていないと思うし、これからも共有されることはないと思う。

要はそういうことだったのか。わかってみると、なるほどでしかない。