仕事と晩飯とその他

日記です。

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本屋でアルバイトしてる時に何が楽しいって本気で売りたい本を思う存分平積みできてしかもそれが売れまくってというのが楽しくて楽しくてたまらなかった。今は出版社の営業だから自分の会社の本売らなきゃいけないんだ。でも、例のドットコムの何が楽しいって自分とこの売ること気にしなくていいじゃん、それってホントに面白いんだ。わかってもらえないかも知れないけど、売りたい本を売るのってホントはすごく楽しい。だから、本屋の皆さんには売りたい本売るためにも売れる本売ってそのための原資を稼いでもらいたい。ランキング依存? いいんだよ、売れる本売れば。売れる本を売ればそれだけ売りたい本が売れるってことだ。

心の底から羨ましいよ。

で、オレも久しぶりに気持ちの問題としてとても売りたい本が今度出る。売りたいというより一緒にこの業界でああだこうだの気持ちを共有するためにも読んでもらいたい本ってことだ。

亡くなった筑摩の田中達治さんの本だ。

田中さん、どすこい通信にこんなこと書いてたんだあ。オレはもうその頃書店員じゃないからさ、知らなかった。リアルタイムで読めた人は幸せだと思う。で、この本の脚注を手伝わせてもらえるという幸運に恵まれた。もうね、是非読んでもらいたい。つうかね、出版業界でこれからも仕事したいんだったらまずこれを読めとそう強く言いたい。これ読まないでこれからの出版流通は語れないよ。本当だよ。

<a href="http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7808-0117-0.html"><img src="http://www.hanmoto.com/bd/img/978-4-7808-0117-0.jpg">

どすこい 出版流通 筑摩書房「蔵前新刊どすこい」営業部通信1999-2007 (田中達治) </a>

色々あるけど頑張んないとな、って思う。頑張ります。