仕事と晩飯とその他

日記です。

スピードと量

ケータイコンテンツで「とにかく数で勝負」的な話題について、マイナーがメジャーに変わる閾値を知りたいと思ったがそんなこと考えずに増やしていくことが肝要か。思い当たるふしあり。
物流のスピード、特に返品の高速化が進むと劇的な変化が訪れるのでは、という話題。出版社側でできることは出尽くしたのか。出尽くしたとは言えないがそろそろ一日の中の単位、時間、での短縮化に入りつつあるのは確かにそうか。このあたりは倉庫と取次の領分だが、特に取次には奮起してもらいたいところ。仮定の話だが、書店が出した返品が3日で出版社の倉庫に届くとしたら「返品活用」についてだけでなく出版社の在庫及び増刷についての着想が根本的なところから変わる。どんなに売れる本でも発生してしまう店頭在庫のミスマッチは流通によって改善される。取次による返品活用でも同じような効果が見込める。それに対しての費用が、と思ったが、後になって返品入庫→改装→取次出庫という流れのコストを考えると取次に少し払ったところで充分ペイするかもしれない。このあたりは実際の金額が出てこないと見えにくいな。ま、あくまで仮定の話を続けると返品が3日で出版社に届くのなら雑誌の配本のミスマッチも返品活用によって改善が可能になるはず。さすがに週刊誌は厳しいが、返品が梱包で返ってくる現状を前提とするなら月刊誌は確実に返品が活用できる。
ICタグは棚卸しか。コン研で見せてもらったBH神保町のビデオは衝撃的だった。棚卸しのコスト減がICタグのコストの原資になるという可能性。がしかし万引抑止には疑問も出た。万引はどうしたら防げるのか。モラル教育は社会の問題だが……。
ビジネスにおける成功譚は業界を超えて多くの人が知りたがるが失敗譚を聞きたいのは(主に)業界の人、という指摘。うむ、確かに。
雑協(日本雑誌協会)が作った小冊子『これで雑誌が売れる!!』、まだ在庫あるそうです。雑協に問い合わせるともらえますよ。公式ブログはこちら↓

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