仕事と晩飯とその他

日記です。

パルコと言えばパルコブックセンター

札幌出身者としてはパルコっつうとパルコブックセンターなんだよね。吉祥寺に憧れてた理由もパルコブックセンターがあるから。札幌と吉祥寺に通じるものを感じていた高校生の頃。バカだった。東京に出てきてすぐの頃に思い切って行ってみた吉祥寺のパルコブックセンター。いや、特別何がどうってこともないんだけどね。下りエスカレーターの横に「本読む馬鹿が、私は好きよ」ってポスターが貼ってあってさあ。グラマラス、というよりちょっとお肉が余計なぐらいのラテン系の姉ちゃんがこれ以上ないぐらいの笑みで迎えてくれるんです。で、コピーがそれ。グッと来た。後で知ったんだけど糸井重里なんだってね。でも、正直に言うけど、本屋としては札幌の旭屋のほうが好きだった。昔の旭屋ね。エイトの地下。入口に吉野家があったとこ。大友克洋とか泉昌之の漫画買ったのは全部旭屋だった。蛭子能収の『地獄に落ちた教師ども』は買わなかったんだけどね。気持ち悪いんだもん、絵が。

出版社で働くようになってから吉祥寺のPBCには仕事で行くようになったけど、どうかなあ、いつまでもお客でいたかった店の一つかな。仕事で行くと見方が変わるから。コンピュータ書籍、随分売っていただきました。ありがとうございます。そういえば札幌の旭屋にも仕事で行ったな。別に仕事じゃなくて実家に帰ってたのに上司から急に電話かかってきて「店長にあってこい」って。名刺も持ってきてないっすよ、オレ。しょうがないんで実家にあったワープロで名刺みたいなの作って持ってったけど。

パルコブックセンターが諸般の事情で無くなった時は色々思った。オレに何ができるってわけでもないけどね。札幌の旭屋もない。というか札幌駅前に移った。札幌の旭屋は相変わらずけっこういい店でホッとしてる。昔の旭屋の感じはないけどね。理工系の学術書ガロ系の漫画が混在する木材っぽい店内、なんばのジュンクに行った時に「あ、この感じ」って思った。アレは結構近いと思う。

というわけで、先週開店したばかりの紀伊國屋書店浦和パルコ店へ行ってきました。パルコでかいよ、でかすぎる。なんかトートツなデカさだよ、あれ。地下の食品売場と5Fのレストラン街は賑わってた。紀伊國屋も5Fにあんだけど、あの橋、歩き回りにくくないスかね。ウチの本、先週の数字だと2冊しか売れてないんだけど原因はなんなんだろうね。ちょっと落ち込んだ。