仕事と晩飯とその他

日記です。

死んだ後の夢を見た

自分の葬式の準備が粛々と進められていくという夢を見た。骨壷はどれを選ぶのか。墓なんて準備してないし考えたこともないが、目の前の薄暗い場所はどこなのか。それ以前の問題として誰がオレの葬儀をとりまとめているのか。夢を見ているのはわかっているので特になんということもないのだが、急に胸が苦しくなったかと思うと目の前がどんどん暗くなってくる。心臓の鼓動が大きく聞こえていたのに、いつのまにか静かになってきている。このままだと何かに飲み込まれてしまう、と思った瞬間、急に明かりが見えてくる。蝋燭の明かりが大きな行列を作り、終わりの見えないはるか彼方まで連なっている。これについていったら本当に死んでしまう。なんとか列の消えていく彼方から目をそらそうしてみるが視線は動かない。近くの蝋燭の火は揺れている。遠くの火は瞬いている。なんとかここから離れるんだ、誰かに呼んでもらうんだ、と思うが外からの声はしない。それよりひょっとすると列の消えていく先から呼びかけられそうな気がして怖くなる。世界を回すように大きく列を回転させると目が覚めた。

動悸が激しくて眠れない。トイレに行ってから水を飲み、気持ちを落ち着ける。ゆっくり横になるが自分の鼓動が気になってなかなか寝付けない。何度も寝返りを打ちながらやがてうつぶせの姿勢で落ち着いた。

次の夢ではなぜか映画製作の仕事に関わっている。大きな裏切りに会う。信用していた監督は気まぐれな態度で企画を潰した後、そのアイディアを盗んで大手の下に願えるつもりだった。やはり宣伝力のある大手でないと生かせない企画なのか。そうではなくて貴様が気に食わんのだといった意味のことを言われる。何もわからんくせにえらそうな顔しやがって、オレの力を見せてやる。そう言ってオレは罵倒される。罵倒されたことより、オレのせいでこれだけ多くのスタッフの夢があっけなく費えてしまうことの責任に足が震える。

そこで目が覚めた。汗まみれだった。