仕事と晩飯とその他

日記です。

寺尾のちゃんこ鍋

数年前に両国でちゃんこ鍋を食べて以降ちゃんこを食べる習慣が生まれたようだ。たまに食べたくなる。

今日は妻が生協の宅配で仕入れた「寺尾のちゃんこ鍋(塩味)」。袋に書いてある野菜を分量の通りに揃えた。お好みでニンニクをすりおろして入れてもよいと書いてあったのでそうした。締めがラーメンというのもうれしい。ニラがきいてるのかなあ。春菊も久しぶりだと悪くない。かなりうまかった。またカタログに載っていたら注文しよう。

大根を切って入れるだけの豚肉の煮物(の素)みたいなのも妻が生協で仕入れていたのでこれも作ってみた。大根250gを銀杏切りにしてから下茹でする。水240ccと袋の調味料を混ぜて鍋で沸かす。そこに下茹でした大根と解凍しておいた豚肉を入れ、落しぶたをして30分弱火で煮る。想像をはるかに上回るうまさで、普段は大根などあまり食べない妻と子供がバクバク食べていた。

手作りにさほどこだわりがないし手早く作りたいことが多いので加工食品でも冷凍食品でもレトルトでも何でも使うが、最近のはけっこううまくなってるような気がする。一昔前は甘過ぎたりちょっと何かが足りない感じがするのもあったが、味付けの面が改善されたということなのだろうか。冷凍や保存のための技術の進歩なども関係あるのだろうか。

子どもの頃、親の味付け(砂糖が多いうえに昆布やかつおで出汁をとらずにうまみ調味料で済ませてしまう)が苦手だった。その反動で自分で料理を作る時は砂糖の量を極端に減らすか入れないかだったが、最近になって砂糖を入れることに抵抗がなくなってきた。量が過ぎなければやはり砂糖を入れたほうが味わいがある。

素人の手作りよりパッケージの食品の方がうまいということに特に驚きはない。料理人ならともかく家庭料理で手作り原理主義とか無農薬野菜至上主義みたいなのにとらわれても疲れるだけだと思う。おふくろの味とかふるさとの味も幻想だと思う。ま、さらに年とったら歯にしみるぐらい甘ったるい煮物のうまみとかを再発見するのかも知れないけど、どうだろうかなあ。多分、ないな。