仕事と晩飯とその他

日記です。

(若い)ヒトが辞めない会社作り

小さい出版社だと人はドンドン辞めるしドンドン採用されている。でも、若いヒトが辞めるっていうのには理由があると思うし、その理由について、経営の立場にある人間はもちろん、そうではなくても残った側にいる人間として考えるべきことは多々あるように思う。

辞めた理由が、今の職場より給料や職場環境がいいと思える会社からお誘いがあった、またはそういった会社に応募してみたら採用された、というような、要は次のステップに上がっていくような理由の場合はいい給料といい職場環境を用意できなかった不甲斐なさはグッとこらえて喜んで送り出してあげるべきだろう。仕事のやりがいはどうなんだ、とか言って責めるのは酷でしょ、その場合は。

でも、問題は次が見つからないけどとにかく今の状況に不満があるから辞めてしまう、という場合。もちろん転職なんて本人の自由というか勝手なわけで、そんなこと知ったことかという気もするし、後先考えずにどうこうというのは本人の性格なんかも関係しているので一概には言えないと思う。

が、しかし、それでもあえてヒトの入れ替わりが激しい会社はそれの理由について残った人間がよく考えてみる必要があると思っている。

ウチの場合、幸いなことに転職組やとりあえず辞めますはここ数年(5年ぐらい?)一人もいない(もっともその他の止むを得ない事情での減少が続いているわけだが)。でも、今後そういう話が全くないとも思えない。できれば「ここで働きたかったけどもっとやりがいのある(それでいて給料もいい)職場を見つけたのですみません」という流れをどう作るか。

職場環境とかもけっこう必死なんですよ。事務所をリニューアルしたのとかは物理的な話でそれ以外にもネットワークの整備にしても業務の時間帯にしても休日にしても、いかに余計な負荷を感じないで仕事をできる環境を用意できるか。職場のカギを渡さないのも休日出勤や深夜残業に対する対策でもあるわけで、そういう意味では随分気を使っていると思う。給与や賞与の面についてもだいぶ改善されているのではないか。今夏の賞与の見通しは今のところ厳しいが、それも最後はある程度の調整が可能だ。

中間管理職的憂鬱は続く。ていうか、しっかりとした中間管理職を作り上げるためにはもう少し会社の規模を大きくしていく方向で考えないといけないにも関わらずドンドン省力化しているおかげでヒト増やさないで済んでるし。

とかぼやいてるうちに遅刻か。ナニやってんだ、オレは。