仕事と晩飯とその他

日記です。

本の値段、オレは高いと思う

本って安いと思いこもうと努力してきたが、やはり高いというのが最近の正直な気持ち。高くても買いたい本(もしくは買わねばならない)であればそれでいいんだろうが。値段が高い(と思われる)本も値段が安い(と思われる)本、出版社にとっての理想は、値段が高い本で無理をして値段が安い本で稼ぐ、だよなあ。実際には逆で、値段が高い本はコスト的に余裕があってリスクも少なく、値段が安い本は原価率も無理をして薄利になってしまっている、という社のほうが多いような気もするが。

読もうかと思っている本(偏ってんなあ)。

『<a href="http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7592-5133-3.html">世界屠畜紀行</a>』。朝日の書評は読んでないけど、オーマイの著者レビューで気になっていたら、<a href="http://www.webdokusho.com/koushin/sugie.php?f_start_number=4#20070201">こちら</a>で「今のところ2007年ノンフィクションナンバー1。 素晴らしいの一言」。でもちょっと高いよ。

『<a href="http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7808-0000-5.html">欲望問題 人は差別をなくすためだけに生きるのではない </a>』。ポットのサイトで色んな人の書評を読んでいたら本当に読みたくなってきた。この本で1500円って値段は業界的には頑張ってると思うんだけどなあ。でも最近この手の本の値段については文庫や新書が比較対象だから。新書は価格破壊って意味でも刊行点数って意味でも企画内容って意味でも単行本の市場を破壊しつくしてしまうんじゃないかって勢い。他ジャンルでは低価格本としての「別冊」「増刊」「ムック」が起こした市場の崩壊が、人文書では新書によってもたらされつつあるということなんだろうか。

『<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/1585425680/">Princess Masako</a>』。3000円近い本なので妻にお伺いを立てたところ、給料日以降なら買ってもよいとのこと。了解しました。通勤学習本(英単語)がもうすぐ終わるので、さらにもう一冊復習してから買います。

それにしてもこの本、講談社が権利押さえていたのに出版取り止めですか。そうなるとどんなことが書いてあるのか気になるからますます読みたくなるじゃないですか。Amazonでも洋書で一位。結構売れてそうな雰囲気ですよ。オレの英語力で読めるかどうかは別問題として、今、内容だけでなく翻訳出版の行方も含めて最も気になっている一冊。