仕事と晩飯とその他

日記です。

タイムリーなネタ

<a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/02/news058.html">在庫検索 競う書店 Amazonがライバル</a>

巡回しているあちこちのブログやメーリングリストで話題になっているが、自分にとっては素晴らしくタイムリーですな。これ、出ますよ。関連のネタ(本DAS-PとかBig-Netとか)も仕込んでおきます。

店内の在庫検索が出来るようになるっていうのは在庫管理はもちろんだけど、入(入荷)と出(返品)の伝票が(ほぼ)電子化されたこと、有料無料の書誌情報が充実してきた(蓄積されてきた)こと、の2点と切っても切り離せない。ここ、重要です。

独自の在庫管理に関連して、自動発注(在庫管理してるんだから当然次はそうなります)と独自分類(店内の棚まで把握するためには不可欠になる)の話題も重要。独自分類は面白いよねえ。倉庫ではフリーロケーションってのもありだけど、店舗でそれは無いでしょ。つまりモノを並べるってことが店舗にとってどれだけ重要かってことなんだけど、それを言い出すのはちょっと先走りすぎか。

ここからは可能性だが、物流情報と書誌情報が標準化されると、大手の書店だけでなく中小零細の書店でも比較的安価なシステムで在庫の開示は可能になる。独自の公開にこだわらなければ取次のシステムに乗って在庫を開示してしまうということも有り得る。つまり、神保町プロジェクトのような「一つの街が大きな書店のように」だけでなく、「全国の書店がまるでひとつの大きな書店の棚のように」機能することも考えられる。そうなった時に単なる在庫置き場になるか客を呼び込める「店舗」になるか。直接の来店だけでなく、配送という選択肢も考えられるわけで、そういう意味での専門店化も考えられる。

自動発注についても、今現在はまだうまく機能しない部分が多々あるが、在庫が完全に開示を前提とすれば、棚の補充は書店と出版社との契約で成立する可能性もある。常備寄託のよい意味での機能の復活というか。条件の問題ではなく、棚を構成する商品群という意味で。

それにしてもケータイ持ってないと確認できないことってのがあるんだな。PHSでも出来んのかな。まだ試してない。

個人的には<a href="http://mobile.asahiya.com/">旭屋倶楽部</a>も結構素晴らしいサービスだと思うんだが、なかなかメジャーなところでは取り上げてもらえてないようでちょっと残念。