仕事と晩飯とその他

日記です。

今年の数値目標

年初に漠然としたテーマを、というのは個人的な部分も含んでのことで、仕事では具体的な「数値目標」を毎年設定している。目標はクリアしたら終わりということではなく、継続的に達成されるものとして捉えている。ただ、「今年はこれを特に」とか、「前年はこうだったので今年はこれを」という感じ。

今までの数値目標はこんな感じ。

「金額返品率30%台前半」→前年の返品率が40%を越えていたので設定。達成。
「在庫の圧縮(年度末の金額を年初の金額より減らす)」→売上がある程度あったにも関わらず利益が少なかった年の翌年。しっかり達成。利益も増加。
「初回の刷部数3万部の商品を作る」→短期勝負が難しい営業体制を変える為に設定。かなり無理矢理ではあったが達成。営業的には成功したが原価が思ったほど下がらず、利益的にはもう少し。

他にも細々と。経費の削減なんかについても何回かやってます。

で、今年は「年間5万部売る商品を作る」。過去の商品で10万部以上売れたものとかも無いわけではないのだが、問題は10万部売るのにかかった年月。一年間で最大部数は多分3万部。だから、今年はその限界を打ち破りたいと本気で思っている。

が、しかし、こればかりは営業だけでどうこうできる目標ではないのでなんとも。今年の刊行予定の中であてがあるのでこんなこと言ってるのだが、現実には結構厳しいと思うなあ。

それにしても4万部売れたのに「<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/kaikeishi/diary/200701050000/">売れなかった理由を……</a>」って他人事だけどなんかやる気が無くなるっつうか「はあ、そうですか(少しやられた感じの微笑)」っつうか。いや、4万部売れても「ニーズが無い」って判断されるんだったら、弊社も含めたかなり多くの出版社が出してる本は「出さないほうがましなぐらいニーズのかけらもない」ことになってしまいそうな気がすんだけどなあ。

いや、それで正しいのか。そうか、ニーズの無い本を売ろうと思うからうまくいかないのか。

……

いや、どうだろう。よくわかんねえよ、もう。

それにしてもオレはこの先生の本読んだことないんだけど、この先生の「オレの絡んだ本が売れないだなんて」って自信はすごいなあ。ベストセラー出してる出版社って大変そうだなあ。ウチは売れない出版社なんでオレが著者に直接文句言ってもクビも飛ばないし、楽だよ、ホント。