仕事と晩飯とその他

日記です。

年末の返品

昨日は日販から。しかもけっこうな金額で。今日は大阪屋(だと倉庫の担当者が言っていた)。それを入れてもなんとか前年をクリアしているはずだからまだいいものの、本当に年末ギリギリの返品は……。売上どうこうより弊社の場合は年度末でもあるので棚卸しが面倒なんですよ。勘弁してください。

とかいう悩みも、新出版ネットワーク経由での返品データのやりとりで近いうちには解消されるんだろうか。それにしても返品の物流や商流の改善って確かに大幅にコストは減るが、やっぱり不毛な気がする。根本的な対策は返品そのものを減らすこと。委託販売を前提としながら返品を減らすために何をすべきか。来年も悩みは尽きない。

某所でのレビュー、何度も手直し。いや、手直し自体には抵抗ないしリライトも全然OK。とは言うものの、実用的なジャンルでの「レビュー」の客観性という問題については色々と考えてしまう。「実用書」はまさに「実用」でなければいけないわけで、そこを「レビューする」ということは「使用レポート」や純粋な「内容紹介」にならざるを得ない。翻って実用的ではないもの、フィクション、ノンフィクション問わず、について考えてみる。では、それらの「読み物」的な要素について「客観的」な「レビュー」が有り得るのか。例のプロジェクトが立ち上がって以来の問題は相変わらず「書評とは」「レビューとは」という問題であるように思う。

一つの解決策として「制作側からの思い入れ感想文」という方向性を提案してみようと思ったのだが、考えて以上にうまくいかなかった。やはり「レビュー」を標榜する以上、ある程度の「客観性」が必要だということなのだろう。しかし、求められているものは本当に「客観的なレビュー」なのか・著者や編集者でしか知り得ない(書くことが出来ない)何かを求められているのではないか。

などとエラそうに思うが、実際には直しが多かった最大の理由はオレ自身がキーボードでだらだらとした文章を打つのにすっかり慣れ切ってしまっているということ。やっぱ紙のうえの文章とは違うんだよなあ。こりゃいかんよ、いやホントに。