仕事と晩飯とその他

日記です。

Power Play

OLAPというと出版業界ではTTCで推奨している(していた?)『<a href="http://www.cognos.com/jp/products/pp/index.html">Powe Play</a>』が有名でしょうか。でも、P-Netのほうが一般的になっちゃったからなあ。P-Netの分析ツールはASPで提供されてますね。月一万だったかな。『Power Play』についてはTTC立ち上げ前の説明会で実演を見たんですよ。単純にすごいと思った。その頃は自分も「統計データを分析するなら<a href="http://www.spss.co.jp/index.html">SPSS</a>とか導入しないといかんのだろうか」とか本気で思っていたので、『Power Play』についても興味津々でした。しばらく経ってから草思社さんでの使用感を伺う機会があったんですが、意外なことに結果はあまりバラ色でもなかったようです。というより、それほどまでの機能は必要とされていないような。出版においてのマーケティングというのは一般的な消費財などのそれとはちょっと違うんじゃないかと思ってはいるのですが、そういうことも根底にはあるようです。で、結果的に自分はExcelのピボットテーブル以上の集計は不要ではないかという気持ちに大きく傾きました。Excelのピボットテーブルはいいですよ、簡単だし。しっかりとした多様なデータが管理できているのであれば、高機能なソフトは不要なんじゃないかという気がしてます。しっかりとした多様なデータの入手は難しいだけではなく、それら全てを統合するためには商品コードだけでなく、共有書店マスタのような小売店のIDが不可欠でした。書店も取次も共有書店マスタコードを使ってくれるとラクなんですけどね。配本・売上・発注・入荷・返品・在庫などのデータについてもフォーマットが統一されてるといいんだけどなあ。あとはFAX。でも、これはゴールドサービスにおまかせって手もあるけど。いやでも最近はやっぱどぶ板営業も捨てがたいかなって。自分自身ではもうできないかもって気もしてはいるんですが。さらに言えばバブル期の営業スタイルって言うか、ふらっと店に行って店長と茶でも飲んで実際の注文はテキトーにヨロシクっていう営業のスタイルは、いわば店に行く前に全てが完了していると言ってもいいわけですよ(言い過ぎですが)。それはそれである意味、理想的な営業スタイルだとも思っているわけです。結局自分は怠け者なんです、根本的な発想が。