仕事と晩飯とその他

日記です。

帰ってきたスーパーマン。

『スーパーマン リターンズ(吹替え版)』を観に行った。昔を知ってるんでぼちぼち楽しめた。

帰り道で「昔のスーパーマンも観たい」ということになり、故クリストファー・リーブ主演の『スーパーマン』『スーパーマンII』をレンタル。早速、最初のを観る。礼儀正しいのを超えてすっとぼけた感じで、妻は何度か大笑いしていた。深みがあるわけではないが面白い。

本棚を探したら『スーパーマンII』『スーパーマンIII』の公開時のパンフが出てきた。中学生から高校生にかけては小遣い節約してエンタティンメント映画を観に行っていた。「ヴィスコンティが」とか「ゴダールが」とか言い出してからは名画座じゃパンフ売ってないから金かからなくなって逆にたくさん観たよなあ。

先日のINCでラノベやBL、『ゾロリ』や『ずっこけ』の話題が出た。二次会に行く途中で「海外翻訳モノ対する憧れがいつの頃からか無くなり、日本人作家の作品を抵抗無く許容できるようになったのではないか」と太郎次郎社エディタスの須田さんが指摘をしていたが、逆に「海外翻訳モノへの憧れ」的なものが歴史的には一時的なもの、もしくは繰り返されるモードの一つであったのかもしれない。確かにオレが子供の頃は邦楽も邦画も、一般的なところで触れられるものについては「ダサい」感があったのは否めない。今でも抵抗あるな、「日本人ラッパー」とかは特に。

それはさておき、『ゾロリ』や『ずっこけ』が悪いわけではなく、オレにとってはタイミング的に全く無縁のものであったし、これから読み返してもぐっと来ることはなさそうだ。ラノベも多分、タイミングを失っていると思う。ハードボイルドですらタイミングが合わずに食わず嫌いを続けているのだが、そんなことやってると読む本なくなりそうだ。ああ、あと、「日本人なんとか」でダメなのが「日本人ミステリー」か。『このミス』とかもなんか食指が動かないんだよなあ。

でも、自分としては比較的敷居の低いSFについてもプリーストの『魔術師』読んでからすっかり読む気なくなってるし。

何を読めばいいんだ? という疑問を自分で感じる日が来るとは思ってもいなかったが、今はそう思うな。いや、だから英語勉強して原著を読もうと思っているわけだが(『The Cider House Rules』はやっぱり難しかったんで保留)。

ま、ノンフィクションは相変わらず面白いんだけど最近読んでないな。