仕事と晩飯とその他

日記です。

こうしてヒトは無駄な文句垂れになっていく。

昨日の日記を読むと「ああ、期待があるからこそ、それが裏切られた時の失望があるわけで、多くの出版業界人が文句垂れなのはそれまでの期待の裏返しなんだなあ」ということをしみじみと感じる。

先日のTIBFでの「本の学校シンポジウム」でのオレなりの理解は「もう誰にも頼れないってことなんだな」だった。いや、誰かにもたれかかるっていうのは非常に楽なわけで、それができないっていうのは精神的にも厳しい。厳しいがそれが現実。

閉じた世界の中に参加できていない、ということは「誰にも頼れない」ということの理由の一つではあると思う。

とは言っても一人で全てが完結するわけではないので、実際の事業の推進に際しては周りと協力して事を進めていくわけだが、問題はその過程において余計な期待を抱くかどうか、ということなのだろうと思う。なんて言うかなあ、「オレは一人で全部やってるぜ」ってのは著者であっても出版社であっても現実的にはほとんど有り得ないと思うんだよね。例えば流通にしても、業界経由ではなく一般的なインフラとしての物流を利用しているっていう違いだったり。広告宣伝だって「オレはブログ使って一人でやってるぜ」という主張は「ブログを維持運営するためのインフラとしてのプロバイダや回線業者の存在を考えると「なんかおかしい」し、それ以前の問題としてコンピューターやインターネットという「前提」を生み出した人々のことを考えると「一人でやってる」なんて思えない筈なんだけどなあ。ただ単に特定の業界のルールから逸脱(しようとしている)だけの話でしょ。まあ、それ自体はやりようなわけだけど。

それはさておき。

周囲をビジネスパートナーもしくは取引先と認識したうえで余計な期待を抱かずに事にあたる。まあ、そういうことなんだろうな。

と自分に言い聞かせてはいるがこっちがそう思ったところで向こうが「やっかいもの」と思っていたらそれはそれでちょっと。問題の根は意外と深いのかもなあ。返信したりなんだりについて気が重いなあ。

と、それもさておき。

最近、やる気が著しく減退しているせいで仕事が滅茶苦茶。何をどうするか、ということで本当は非常に悩んでいる。解決策は売上だとは思うのだが、それが簡単に達成できるのであれば悩みも存在しないわけで。本を売るのは難しい。本当に。