仕事と晩飯とその他

日記です。

オリンピックの開催中は本が売れないと言われている。

あくまで経験則でしかないのだが「オリンピックの開催中は本が売れない」と言われている。最近だとワールドカップの開催期間もダメかなあ。メダル絶望のトリノですらこの状態なので、予選通過が不安なワールドカップも同様と思われる。

今年は本厄。多分、売上不振の波がオレを襲いそうなそんな気がする。

新刊なかなか離陸せず。このまま表面張力船のように水面の少し上を行くのか、それとも水中翼船のように水面下に足を突っ込んで進むのか……。漁船か。潜水艦か。難破船か。

今年もまだ新刊1点。それでも1月は前年クリア。2月は既に厳しいが、ひょっとしたら……。無理か。

そういえば先日、桶川から初の返品。ちょっと事情がありそう。

先週金曜日の新文化、SITBについて。うーむ、でもあそこの「アマゾン」って言葉を「CVS」って言葉に置き換えても内容的には(途中までは)矛盾がない気がする。でも、雑誌出してない版元はCVSの存在を気にしてないけど、実際にはCVSは書店の競合としてはオンライン書店の比じゃないんじゃなかろうか、特に地場の中小零細書店。雑誌売上のかなりの部分をCVSに持って行かれているはず。そういう意味ではオンライン書店が雑誌に本腰入れるのは中小零細書店にとっては死活問題になりかねないかなあ。
色んな人に言ってるけど、オンライン書店の競合は中小零細ではなく超大型書店だと考えている。昨今の超大型店の凋落とオンライン書店の台頭には明確な相関があるはず(もちろん、郊外店舗の大型化などの問題もあるが)。ターミナル立地の書店はメディアとしてのオンライン書店(本の告知・宣伝媒体としての機能)によって逆にメリットを得ている場合もないとは言えないはず。昔であればお客さんは新聞広告の切り抜きを持ってきたが、今はアマゾンのプリントアウトを持って来ているんじゃないだろうか。アマゾンで調べて最寄り駅の書店で買う。このパターンは侮れないはず。ということはつまり書店にとって今までは新聞の書評欄をチェックすることが重要だったわけだが、アマゾンのランキングをチェックすることも重要になるのかもしれない。

その辺、どうなんだろうか。今度もう少し色んな人に聞いてみよう。