仕事と晩飯とその他

日記です。

Vehicle of Advertisement

ライブドア家宅捜索かあ。

通勤電車で読んでいた『アイデアのつくり方(A Technique for Producing Ideas)』、いちおう読了。今回は内容は把握できた。あまりに当たり前の話ばかりで拍子抜けの感もあるが、これは基本なんだろうな、きっと。巻末の単語リストの単語を頭にしっかり叩き込んだ後もう一度読むつもり。

その本を読んでいて思いだしたのが英語全然が聞き取れなくて死にたくなったアメリカでの研修での出来事。広告営業の二人が仕事について説明してくれるのだが、なんか漫才のような「間」があって、充分に聞き取れなくても面白い。プレゼン、の感覚なんだろうが、確かにうまいんだ。今になって思うと彼らのプレゼンはまさに「プロ」の仕事だった。で、彼らが言った言葉はほとんど忘れたのだが、はっきりと覚えているのが一つだけある。『Vehicle of Advertisement』という言葉。雑誌のことを彼らは『広告の乗り物』と説明したのだ。ああ、やっぱりそうなんだなと思ったが、別の講義で販売担当者が「郵便料金が値上がりしたのでControled Circulation(無料定期購読。ある条件の読者層に対して無料で雑誌を送るのだが、アメリカではけっこう一般的。日本でも最近は若干あるが、あまり一般的ではない。日本では駅などで配布のフリーペーパーという形態が普及しつつあるが) のコストが上がってしまった。そこで今はNewsstand での Single Copy Sales (一部売り。アメリカの雑誌は本屋ではなく新聞(雑誌)スタンドでの販売が一般的。最近は雑誌を扱う本屋もあるらしいが)に力を入れている」と言い出したので密かに笑いそうになった。販売業者に持っていくプレゼントはバスケットに入ったキャンディが効果的だったとか言ってた。小売とか流通とかは再販がどうこうとは別に同じようなことではまってんだなあと思わせてくれるちょっといい話でもあったのだが。

あの研修の時にもっと英語が分かってたら面白かったんだろうなあ。雑誌の編集長が「Zen」がどうたらとか言い出したときは全然英語が分からなくて困ったが向こうの奴に聞いたら「俺もわけわからんかった」って言ってたんでホッとしたのも、店でビール以外の飲み物を頼もうと思ってもなんだか全然言葉が出てこないのでビールばかりがぶ飲みしたのも、今となっては良い思い出だが。