仕事と晩飯とその他

日記です。

クイズ王に知性を感じるのか?

単なる物知りには知性を感じないことが多い。かといって専門バカみたいなのにも抵抗はあるのだが。

東大の駒場寮に知り合いが出来て一緒に酒飲んだりマージャンしたりしてた時に知り合ったオレと同じく東大生じゃないのに駒場寮に入り浸っていた塾講師の中野さんにとって人生の目標は「東大生になること」だった。中野さんは惚れ惚れするぐらい本当に物知りだった。東大生で対抗できるぐらいの雑学マニアは狩野さんとか赤堀とか米沢とかぐらいだったかな。雑学の本とか好きで随分読んでたみたいだったが、バスケットボールは出来ないけどルールは知っています、みたいな感じ。でも東大には結局は入れなかった、と思う。その後を知らないので正確なところはわからないが。中野さんからは知性に憧れる感じは伝わってきたのだが知性はあまり感じられなかった。ちなみに東大生に知性を感じたかというとそうでもない。どちらかと言えばバカばっかりだった気もする。他人のこと言えないな、オレもどっちかと言うと知性に憧れてるだけのバカだから。知識は体系だってこそ知性につながってくると思うのだが、その辺の境目が分からないのでいつまでたっても妻曰くの「雑学王」の方向性になってしまうのだろう。トリビアの泉とかの方向性だよな。いや、別に悪いことではないのだがオレが目指しているのはそっちじゃなかったはずなのに、という思いは常にあるのだが。