仕事と晩飯とその他

日記です。

一晩考えた結果、なんだか方向性が見えてきた。

古い馴染みのタカギから連絡があり、ああだこうだと電話で長話。その時は今の自分が考える真っ当な話をしていたわけだが、朝になってみるとそれとは違う結論がなんだかすっきりと浮かんできた。行き詰まりというのは誰でもあるわけだが、乗り越えるための方法論も無数にある。行き詰まりそのものを疑ってみる(本当に行き詰っているのか?)ということも可能だ。昨晩自分が考えた結論そのものとは全く違うのだが、新しい考えのほうがより現実的でなおかつ前向きであることに気がついた。話を難しくしていたの自分自身だったということか。

K談社が全作品を回収・絶版というかなり強硬な手段に出たことで当初のトレース問題とは違う意味でも論点が広がりつつある問題について私見

トレースそのものはマンガ家の志の問題だとしても、出版社がそれを認識していたのであれば別の問題はある気がする。

校正・校閲に関してもそうだが、作品の内容についての責任を全て作家が負っているのかというと、自分はそうではなく、出版社もその一部を負っていると考えている。だから、安易な「臭いものに蓋」だけでは済まない、とも思っている。

もちろん、多くの場合においてやり過ごしてしまうに近いことは今までもあったしこれからもあるとは思う。ただ、「それでよいのか」という思いはくすぶり続けている。

今回の対応は過去に例を見ない厳しさではないか、というのは確かにそう思うが、今後の対応の方向性を示すことになるのではないかとも思う。良いか悪いかはわからないが。