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日記です。

『出版流通合理化構想の検証』

『出版流通合理化構想の検証 ISBN導入の歴史的意義』(著:湯浅俊彦 発行・発売:ポット出版 ISBN4-939015-80-7 本体価格:2800円)

早速読みました。ISBN導入前後の関係各社のそれぞれの立場からの発言・視点を検証したもので、当時の状況さらにはISBN導入によって始まった今と未来につながる動きまでが網羅されています。EDIやSCMなど、まさにISBNの導入を前提として成立した諸事に関わっている身としては非常に参考になります。この本の刊行がもう少し後なら自分もプレイヤーとして参加できているのかもと思うと仕事がますます面白くなります。出版業に携わる人間として久々に色んな事を刺激される本でした。

自分は実務に関するものを除くといわゆる業界本はあまり読んでいないのですが、これを機会に少し読んでみようかと思います。やっぱりうまくいっていない時期だからこそ、下克上的な面白さがあるわけで、そういうことを思います。