仕事と晩飯とその他

日記です。

メモ4

ロングセラーのための販促とベストセラーのための販促。長期の視点と短期の視点。

店頭での「欠品補充」は短期的とも言えるが、商品の絞込みによっては長期的とも言える。

営業活動の長期的な効果・短期的な効果を意識して行っているか?

例:販促の一環として名入れのグッズ(ボールペンなど)を配ることがある。これは何を目指しているのか? どういう効果を期待しているのか?

↑書店向けの販促グッズの場合、単に「書店の歓心を」としか考えていない人間もいる。実際には、書店員(もしくは書店がそれを配布することによって読者)に自社の名前を覚えてもらうことが目的であり、専門性の高い出版社などではあまり効果的とは言えない。(専門出版では手法としては古いが無料広報誌(自社の新刊・既刊の広告媒体として)のほうが効果的。ただし、コストはかかる。ニッチなところを狙っている専門出版社こそネットを活用すべきではないか。Webサイトにしてもメールにしても広報誌と比してコストはかからない(制作についても配布についても))

「社名はあまり重要ではない」は、以前は真実だったが、ネットでの検索やオンライン書店が前提となりつつある今、意味合いが大きく変わりつつある。→ネットで検索した結果の情報量は店頭での立ち読みと比べて圧倒的に少ない。アマゾンのサーチインサイドなどが日本上陸したとしても、現物の情報量にはかなわない。つまり、ネットで本を検索しても限られた情報で判断せざるを得ないということ。その際、「出版社」は重要な判断材料となる可能性がある。「この出版社の本は面白い」「この出版社の本は信用できる」「この出版社の主義主張に共感する」等々、従来も一部のマニア的な本好きにとって出版社は判断材料であったが、それとは違う意味で出版社名が重要になってきている(はず)。

出版社名=ブランドと言い換えることは可能か? そこまでの意味合いはないと思うが、学参などでは「聞いたことのある出版社」が売れる傾向が顕著。では、「聞いたことのある出版社」になるための方策は? 

似た例として書店員が出版社を取捨選択する際の判断基準も「聞いたことがる」もしくは「見かけたことがある」。

地方の老舗書店(学参が強く学生客が多い傾向のある店)での露出は、「出版社名」を知らしめるためには非常に重要。高校生までに刷り込まれた出版社名が重要。