仕事と晩飯とその他

日記です。

MEMO-7月に向けて

エクセルのデータの集まりはつまりデータベース。行はレコード、列はフィールド、行と列の集まりはリストやワークシートではなく「テーブル」。この概念を吸収できると、単なるデータの集まりが「データベース」に変わる。

売れてない「店(場所・地域)」「モノ(商品・ジャンル)」「時期(タイミング)」を見つけだすことが重要。そこに対して何ができるのか。

データが無ければ勘に頼らざるを得ない。データがあっても勘は重要。データのあるなしは最終的な判断の正確さを高めるに過ぎないとも言えるが、データのある場合と無い場合の判断の正確さには大きな開きがあるということも事実。

勘、と言うと聞こえが良いが、良くわからず適当に済ませてしまっている場合を「勘」と称しているヒトもいるので注意。

バブル期入社組の先輩は適当であったりきちんと教えてくれない人間が多い(PCも使えなかったり)。そういう自分も世代は一緒。

「売れてる商品を売り伸ばす」のは当然と言えば当然だが、カネがかかることも多い。カネをかけるだけの売行きなのか。以前の問題として、そのカネをどう調達するのか。中小零細において広告宣伝及び営業販促の費用はない。モノも何十万部も売れるのは「例外」。であれば最初から数万部単位で
の売り方を考えるべき。

次から次へと新商品を投入できるのは大手。中小零細は「今、目の前にあるもの」をいかに売るかが
課題。そのために、新刊ではなく既刊が重要。上で見つけた「店」「モノ」「タイミング」に対して
のアクションをどうするか。

出版の企画力に中小も大手もないと思っていたが、最近少し変化しつつある。大手は「次で挽回」が
可能だが零細は常に「背水の陣」。だから、一点一点を少しずつでも確実に売ることはもともととて
も重要なのだ。

在庫は「これから売ることができる財産」ではなく、現金を寝かせているだけと思え。

在庫を増やさないために売れている商品の増刷部数を絞るのは愚の骨頂。どうせ消えてなくなる在庫
なら持てる期間いっぱいをめざせ。つまり、消化されることがあらかじめ予測できるアイテムの増刷
は大胆に行くことでスケールメリットを生かす。

一方、増刷の目処が立たない商品は、在庫が「少しずつでも減っていく流れ」を作り出す。

そのための告知(広報宣伝)・営業。既刊の営業が中小零細では重要(繰り返し=強調)。