仕事と晩飯とその他

日記です。

考えるきっかけ

当たり前のように使われているが、改めて、何? と問うても誰も答えてくれない、またはてんでばらばらの(ように思える)答しか返ってこない。

そんな言葉はいくらでもあるが、そうした言葉について「オレはこう思うけど、皆さんはいかがでしょうか」という一石を投じられたんだろうか。まだわからん。

浜松町で開催のDCSのセミナーへ。すみません、うるさいこと言ってたの、オレです。でもあのグラフは無いよ。ああいうグラフを作れることはわかるけど、POSデータってすごく有用なのに、アレでは何もわからないし、データの有用性すら疑わしく思えるんじゃいのかなあ。

終了後も仮説検証システムについて尋ねている方がいたが、あれも、「○○を購入した」などといったかっちり分けられる集合と、出版物における「○○に対するニーズを持った人々」という集合では全く意味が違う。だって後者はそれ自体が推測の域を脱していない。あそこで提示された「ニーズ」についても「商品特性」についても、曖昧な、数値として捉えることが困難なことを基にして仮設を検証したところで意味は無いのだ。にも関わらず、それに期待する人が(どっかの出版社の社長っぽかったが)がいたりする。

POSの有用性を考えるきっかけにしてもらうためにはやはり実例と実際のアクションに結びつく何かが必要だ。「データは結果でしかない」のはその通りだが、こんなデータは今までなかったのだ。残念ながら(オレも含め)まだ、皆、持て余している。

Podcastは好調。あちこちのブログでも取り上げてもらっているが、概ね好評。ブログ運営会社も喜んでるだろうか。これを次の企画にどうつなげるか、と思っていたが、いいのを思いついた。権利が面倒だが、それさえクリアすればいける。

何かをすると今まで見えなかった何かが見えてくる。今まで気の留めなかった問題が発生していることがわかる。そしてそれの解決策を自分はまだ持っていないということもわかる。

先日聞いた某破産書店のOBによる「もうがんばらんでいいと思ってホッとした」という言葉を思い出す。自分が今、色々やれる環境にあるという幸せを思う。