仕事と晩飯とその他

日記です。

今できることは何か。

水曜夜は奈良のKさん・P出版のSさんと銀座で9時から喫茶店をはしご。直前まで入金とか未入金とか作業を続けていたが、結局終わらず。書誌情報のことやそれを取り巻く状況など。小さい本屋はますますキツイ。状況が変わるのをのんびりと待っているわけにはいかない。今できることは何か。すぐに結果の出ることは何か。

木曜夜はしゃぶ会。直前にくるまやさんの話を聞かされる。で、しゃぶ会の最後に藤田さんから。自身の書店人としての経歴とスタッフの紹介。本屋というのは儲かる商売じゃない。だからと言って、働いている人間がいる以上、こんな終わり方はツライ。地下鉄で某書店のOBに最後の日の感想を聞いた。「いや、ボクら、もう頑張らんでええってことでホッとしましたわ」。最後の頑張りがどれだけのものであったのか、オレには分からないことが幸せに思える。これからも、頑張らずに済むように仕事を組み立てていかねばと本気でそう思う。

名古屋の某チェーンが客注を全てブックサービスに回して、という話がある。客注をサービスとして捉え、それにかかる手間とコストを最小化しようということだろうと思う。実は、あまり違和感は無い。

暴論かもしれないが、リアルの中小書店がアマゾンのアフィリエイトプログラムに参加するということも今後はありうるのかもしれない。実際、古書店はマーケットプレースに出店し始めている。客注で確実に5%確保できるのなら、現状と比較してどうだろうか。「自分買い」の問題はいくらでも迂回が可能なのでさほどの問題にはならないと思う。単純に「自分買い」が可能なオンライン書店アフィリエイトプログラムに参加することもありうる。bk1とかboopleとか。古書の併売は急速に一般化すると思われるが、仕入先がMPなら在庫も必要無い。

もう一つも極論かもしれないが、書店の販売データは趣味嗜好が捕捉されている、広告代理店だけでなくメーカーなどもノドから手が出るほど欲しいデータと言える。以前、そのデータを「買ってくれ」と持ってきた社があったが、出版社ではなく広告代理店やメーカーに売ってくれ。そしてそのお金を出版業界に還元して欲しい。既にやってるところもあるが、中小もそれに乗りましょう。

本屋の袋に入れるチラシや共通のブックカバーなどもターゲットが明確なら広告媒体としては有望。

現時点では代理店が存在しないんだよなあ。でもあそこはありかも。