仕事と晩飯とその他

日記です。

データの危険性。

そういえば金曜日は会議もあったが、本年度の簡単な行動計画及びここ数年の販売状況の経過と報告を作らねばならんのをすっかり忘れていた。なんだかなあ。この2年間ぐらいはそういうオレにしてみるとどうでも良い仕事を必死でこなす合間にやらなばならないことを消化し、さらにその合間にやりたいことをちょこちょことやっているようなそんな感じ。にしても、売上分析とかさあ、やりすぎると意味ないと思うんですよ。マーケティングとか、口当たりは良いけど、小さい会社でどこまでやる必然性があるのか。それよりコストの見直しとか業務の遅れの根本的な改善とかのほうが重要だとオレは思ってるし、それを放っておいてマーケティングがってそれはまずいんじゃないすかねえ。オレも世界狭いけど、少なくとも他の出版社や書店の状況については業界紙や雑誌には載っていないことも分かってはいるし、それだけでなく、そういうことに積極的に関わっていこうとも思ってますよ。

データって難しいなあ、って本当に思う。統計調査とかっていうのはマーケティングどうこう以前にその調査の意味合いを理解しないと始まらない気がする。以前の会社では売行調査を実施している店舗と実際の販売状況がどんどん乖離していった。社内で売行き調査の数字が一人歩きした結果として営業がその店舗にばかり力を入れた結果だ。今となってはものすごく反省しているし、サンプル調査というものの意味合いについて色々と考えさせられる出来事だった。

細かい部分についても「一冊増えた」とか「一冊減った」とか、POSデータは結果ではあるが、全ての結果ではない。あまり細かい袋小路に入り込んでもしょうがないから移動平均とか使うと、今度はそれの見方がおかしい方向に進んでいく。

やりたいことは調査やマーケティングではなく、出版なのだ。出版と言う事業を維持するための課題を見つけ出し、より具体的な対応策を作り上げるためにPSOデータを用いているわけで、けしてデータを眺めているだけでもなく、かといって細かいところで袋小路に入り込んでいるわけでもないのですよ。