仕事と晩飯とその他

日記です。

つくば

つくばに営業、というか某チェーン本部。昨年暮れに実施した企画など含め色々と数字をご覧頂きつつも、まだまだ売れる余地があるのではという点では意見が一致したので、半年ぐらいかけて各店舗の売れ方を確認するためにも重点店舗を設定することに。ありがたい。にしても往復バスで、しかも片道一時間以上はツライ。背中がバキバキと痛む。

火曜はドットコムの幹事会。5月の会員集会に向けてのロードマップ、メディアへの露出は良いのでは。

書店での露出は結局読者に対しての露出なわけです。書店に置かず、書誌などの情報も公開せずで「読者が本を知らない」と嘆くのはおかしいと思っていますよ。

本屋は読者に本を売るためのビジネス・パートナーであるし、POSデータから見えるのは本屋の売れ数ではなくその先の読者の存在であるとは思っています(だけでなくそう言ってもいるつもり)です。で、その「本を売る」ために本屋はもっとも重要なビジネスパートナーだと思うんですが、ないがしろにされすぎなんじゃないかと。オンライン書店や大型店だけで本が売れているのではないという事実はデータを見れば一目瞭然だし、底に読者は存在しているわけです。以前にもなんかで話が出たが(INCだったかも)、POSデータの登場によって出版社は本屋の先の読者、もしくは「読まれる」対象ではなく「買われる」対象の商品としての本を再発見している最中だと思っています。本を読む人ではなく本を買う人の再発見。そしてその本を売るための最前線としての書店の再発見。そしてそのための手段としてのITの活用や物流の改善。

うーむ、伝わんねえなあ。でも、今は業界が激しく動いていて面白いんだけどなあ、特に倉庫とか書誌情報とか。この春ぐらいに無伝での返品入帳についての説明会があるとかないとか書誌情報の公開についての新たな提案があるとかないとか。

「業界」よりの話に対して「で、読者にとってのメリットは何なの」的な反論をされることも多々あるわけですが、小さい積み重ねが最終的に本を買う人のメリットになってくるわけですよ。というより、出版社が物流や制作面での様々な制約から自由になることによってより面白い本(役に立つでもなんでも、とにかく買いたい人のニーズに合った本)が出てくる可能性が広がるわけで長い目ではそれがメリットではないかと。