仕事と晩飯とその他

日記です。

ただでも要らない。

プレゼントはマツケンサンバの衣装とヅラが欲しい。

オレはもう一生スッポンは食わないと思う。かわいそうだよ、カメ。

本屋(某チェーン)で『魔法使いハウルと火の悪魔』1・2、『黒革の手帖』上・下、『天才柳沢教授の生活』文庫版2巻、『急行「北極号」』(映画『ポーラー・エクスプレス』の原作絵本)、『imidas』、『マツケンサンバII』(特典映像DVD付きCD)を購入。家に帰ってから妻に「流行りモンばっかだね」と言われるが確かに。で、本屋ではハウルの1巻は最後の一冊。2巻も見当たらなかったのだが、店員に聞いたら棚の近くまで連れて行ってくれたので見つかった。2巻はまだ5冊ぐらい残っていた。『黒革の〜』は松本清張の棚にはなく、文庫の週間ベスト(5位ぐらい)の棚に置いてあった。ちなみにハウルの一巻は単行本のベスト3位。ウチが土曜日に最後の一冊買ったって事はこの後に来るお客にしてみると買えないわけだ。金太郎飴書店じゃないよな、これじゃ。『黒革の〜』にしたって元棚(松本清張のとこ)に置いてなかったら見つけられない客は多いと思う。見つけられない=品揃えが悪い、と思ってしまう客は多い。気軽に「つまらん本しか置いてない金太郎飴書店」的なことを言える人はこの前のほんわか会の論旨が不明瞭な大学教授と同類だ。商売のこと考えたら売れ筋揃えんのが当然だろうが。多分そういうこと言う知識人の方々は話題の新刊コミックが「どの店に行っても売切れている」という状況には思いが至らんのだろう。そういう人にとってはマンガなんか紙くずだろうが、『ガラスの仮面』42巻を心待ちにしてる多くの読者からしてみれば逆に一生読まない学術書とかつまらん文芸書とかは紙くずだと思うんですよ。

先日フリーペーパーを立ち読みしている人を見た。ただでも要らない時代。売れない本は売れない理由を本気で考えるか、そうでなければそろそろ次のことを考えたほうが良いのかもしれない。売れるという幻想を捨て、売らずに済む方法を。売るための努力は必要だが、もっと根本的なところで売る気が無い、作りたいだけの本を作り続けてること自体に問題があるんじゃないのかなあ。社長とか編集者の趣味だけで作る本って自費出版との違いがあまり分からない。補助金貰って学術出版とか仲間で金出し合って同人出版ってのも成立するんじゃないかなあ。オレがやりたいのは商業出版なんで、あまり共感は感じないが。