仕事と晩飯とその他

日記です。

ウは宇宙船のウ

ブラッドベリの『ウは宇宙船のウ』、中学高校の頃、ボロボロになるまで読んだ。中でも『霧笛』と『霜と炎』が特に好きだったが表題作ももちろんお気に入りだった。何がどう良いのか説明できないが、ブラッドベリは雰囲気なんじゃないかと思う。『火星年代記』は退屈だった。というよりブラッドベリで面白かったのはこの短編集だけだったような気がする。

小学生の前半は岩波のアーサー・ランサム全集やドリトル先生シートン、ファーブル、福音館の児童書(『二年間の休暇』とか)やら。小学後半は小松左京星新一筒井康隆などの日本SF、中学前半はスペースオペラレンズマンやらペルシダー)、後半はスペースオペラ以降の海外SF(ブラッドベリやらフレドリック・ブラウンなどの創元文庫やハヤカワ文庫)、高校前半は学校図書館の早川世界SF全集から後半は徐々に海外文学へ。筑摩のノンフィクション全集とかもだいぶ読んだ。カート・ヴォネガットを読んでからは一気に海外文学へ。でもディックとレムだけは外せなかったり。で、文学以外ではガモフとか(ああ、でもハードSF愛読者からすると必然か)。通常の倍も過ごした大学生の頃は宇野浩二やら金子光晴にはまりつつも相変わらずノンフィクションも読みまくっていたが、社会人になってぱったりと本を読まなくなる、出版社で働いているにも関わらず。で、最近になってまた本を買い始めた。まあ、ビジネス書とか実用書は読書ではないような気もするが。