仕事と晩飯とその他

日記です。

金曜日の講演。

金曜日、某所にて講演。55分で『IT時代の広報と書店経営』ってそりゃ無茶ですわ。しかも事前の打ち合わせなしでぶっつけ本番。あまりにチャレンジングな、と思ったが、テーマを2つ(正確に言うと3つ)に絞ったおかげでそこそこ話はまとまった(と思う)。ただ、終了後、「もっと書店経営について話して欲しかった」と言われたが、書店経営の経験は無いんで自分の得意なジャンルの話で精一杯でしたよ。

テーマは「出版社は書店からもらったPOSデータをどう活用しているか、またはどう活用したいと思っているか(弊社の具体例だけでなく今後の方向性についても)」「インターネットをメディアとして捉えなおしてみる(テレビで紹介された本やテレビがらみの本、というのと同様にインターネットで話題の本やインターネット関連の本という商材の可能性)」「ネットと紙で保管しあう、新しい形態の商材(自社企画の紹介)」。

POSデータの話のツボは、出版物の販売に関してはいわゆる二八(ニッパチ)の法則が通用しない場合がある。特にテンポごとの実売数について言えば「二割の店舗で八割売る」ことは現実的に難しく、結果として広く薄くの配本及び販促活動が必要不可欠であり、POSの普及は零細書店にとって脅威ではない、というお話。
メディアがどうしたという話のツボは、ゲーム機の登場によって攻略本やパソコンの普及によってパソコン関連書籍という全く新しいジャンルが生まれたということを比喩として引用しつつ、テレビというメディアの登場以降に本の世界が大きく変わったこととインターネットというメディアの登場によって新たな本の世界が生まれる可能性について述べた。
最後は企画についての説明。「これが一番言いたかったんじゃないの」などと突っ込まれるが、多分その通りです。

予想以上に平均年齢が高かったので顔見知りなどいないかと思ったらそうでもないじゃないですか。呼ばれりゃ地方も行きますよ。

今年は新風会地方総会は社長にお任せ。来年あるかは怪しい雰囲気だったそうだ。某書店の社長に「○○(オレのこと)は朝までカラオケしたっきり顔を出さなくなった」と言われたそうだが、覚えられてましたか(って当然か)。

土曜日の台風は何事もなく。