仕事と晩飯とその他

日記です。

『指輪物語』と年寄りの独りよがり。

先週の日曜に「旅の仲間」、今週の日曜に「二つの塔」「王の帰還」。

原作何度も読んでいるのでイメージが壊れそうでなかなか手が出なかったのだが、予想以上の出来上がり圧倒される。バルログとかナズグルとかミナス・ティリスとか、何でオレの頭の中のイメージが実現されているのか、と思ってしまうぐらいの不思議な感じ。

映画館で見たかった気もするが、妻も娘も納得のようなのでDVDを購入することにした。何度でも見たい。吹き替えでなく、英語でも観てみたい。

先週の日曜は娘のリクエストで『魔女の宅急便』も。見たのは3回目ぐらいだが、だんだん素直に入ってくるようになってきた。

ついでに先日借りて見られなかった『ボウリング・フォー・コロンバイン』も。マリリン・マンソン、生身の人間でありながら「怖い」と思わされる稀有な人材だが、インタビューの真っ当さと理解の深さに驚く。インタビュワーのマイケル・ムーア(真面目なんだけどちょっと抜けてていい塩梅)とのコントラストが良い。ラストのチャールトン・へストンとのインタビューも良かった。マイケル・ムーア、本当に真面目で良い人だ。なんかホッとする。そういえば『指輪物語』の「サム」も真面目でよい奴でだいぶぽっちゃりだった。

金曜日の『トトロ』は見なかったが、二週間前にレンタルして観ていた。娘と妻は観たことがあったそうだが、オレは初めて。トトロってゆっくり動くのかと思ったら素早いのか。猫バス、乗ってみたいと思う気持ちは良く分かる。その前の週ぐらいには『ラピュタ』、さらに前には『ナウシカ』も観たが、なんかもう宮崎アニメは古典なのかも。

最近ヒットしたメジャーなものが「良い」と思えるようになってきた。マイナーなものを格好良いと言うのは簡単だが、マイナーに偏るのではなく、メジャーなものも押さえた上でそう言いたい。大体、マイナー好きの方が声がでかいだけの話であって、否定されがちなメジャーなもんの方が広く受けているのは事実。それでも「オレは認めん」とか言えるのは最近だと「渡邊オーナー」もしくは単なる「年寄り」ぐらいではないだろうか。だから今回『指輪物語』を観て一安心した。これでようやく「映画も良いけど原作も面白いよ。そうそう、ホビットの冒険も映画化されるらしいけど、翻訳は岩波書店から出ててさあ」ってな話が出来るってもんだ。

次は『セカチュー』だな。