仕事と晩飯とその他

日記です。

あえて暴論を…… その1

あえて暴論(というか無理に短く表現)。

◆1. 書店売りがメインの書籍及び雑誌営業の仕事
 仕事●小売で効率的に本が売れるようにするための環境整備。
 説明●小売の主体はあくまで書店(リアル・バーチャル問わず)。物流も広告も、全て書店に集約する方向をめざす。書店に直接行く・行かないは方法論の問題だが、書店営業が全てではない。書店に行くだけでキチンと営業できていると思うのは間違い。というより、書店に行く前にほとんどの仕事(流通・広告)が終わっていなければならないのだが……。書店営業を行なうのであれば人数は膨らむが、書店営業を行なわない(= 書店営業以外の部分に金と手間をかけたい)のであれば一人で充分。

◆2. 販売以外の収入(自費出版の制作費・広告)がメインの書籍及び雑誌営業の仕事
 仕事●店頭やその他での露出の確保(≒部数の拡大・維持)。
 説明●広告の媒体(= Vehicle of the Advertisement)として成立するに足る露出が確保できるのであれば、店頭だろうが定期購読だろうが「Controlled Circulation(≒ 無料配布)」だろうが、かまわない。「売れなくて困る」とか「返品率が」とか言うのは間違い。なぜなら対象の商品にとって重要なのは読者に買ってもらうことではなく、広告主に広告ページを買ってもらうもしくは自費出版の制作費を負担させることだから。「売れないと困る」のは部数が維持できなくなるからだ。この仕事を行なっている限り、営業は取次の窓口に行く一人とあとは定期購読の管理を行なう人間(もしくは著者になりたがっている出版希望者をさばくための人員)だけで充分。

上記2つに共通しているのは「売る・売らない」が問題ではないということ。本当はそういうわけにはいかないが、あえて極論するとそうだということ。実はもう一つパターンがある。

◆3. 直販・定期購読など直接的な販売収入がメインの書籍及び雑誌営業の仕事。
 仕事●とにかく売ること。
 説明●押し売りだろうがなんだろうが、売ってしまえばそれでよい。返品という概念はほとんどない。仕事の内容は基本的に通販や訪問販売のセールスマンと同じなので、前述した二つのパターンとはは、求められるモノが根本的に違う。基本的に書店とは競合することがほとんど。商売の規模の割には会社の知名度が低かったりする場合も多い。人数は膨大に必要(ただしアルバイトや契約社員が多い)。