仕事と晩飯とその他

日記です。

厳しいツッコミが

編集長から、意味の無い資料作りに時間をかけるのは仕事とは言わん、との厳しいご指摘。

資料作り(自己満足系)に時間をかけるのは、本末転倒だ。本来は明確な目的(と目標)を達成するための基礎資料としてデータ云々を使おうということで……。

指摘はもっともだし、資料の数も手間も以前より減らしているつもりではあるんですが……。

上記の激しい突っ込みは私に対してというより別に明確な対象がいるわけで、その人がなあ……。とにかく暇さえあれば「資料」作ってんだけど、なんかの役に立っているのかどうかと聞かれると、正直言って厳しい。目的や目標が明確じゃないからなんだろうけど……。まあ、本来であれば営業部としての明解な目的と目標を設定すんのはオレの仕事だから、そこが弱いと言われれば反論できんが。

ウチ程度の規模の会社でこれだけPOS(実売)のデータを集めているところは他にないと思うし、新刊の配本や必備(日販ていばんなど)・新規開店商品・フェア企画等々の商品選定などにはかなり生かされてるとも思う。他社の売行も大体把握しているし。販促すべき商品(ジャンル)・店舗(地域)・タイミング(時期)の精度は増しているし、それによって返品率も、以前と比べてだが、大きく改善されている。

残念ながらヒトは主観的な生き物なので、同じ客観データを見ても同じ結論が導き出されるとは限らない。「一冊売れた」というデータに対して「一冊しか売れなかった」と判断するのか「一冊も売れた」と判断するのか。書店・取次・版元、さらには著者や読者にとっても意味合いは違う。それ自体は当然と言えば当然だが、書籍流通の現場レベルでは本来同じ解釈にならなければ困ることも多い。そこがずれているから上手くいかないことは多々ある。

「データを読む」というのは統計学の専門家でなくても出来る。中途半端な分析めいたことではなく、もっと現場の視点で読み直すことが重要だ。

とか言ってるが、社内でもそれ(データの解釈に対する共通の理解の確立)が出来ていないことを、社内の人間に厳しく指摘されたわけで、そういう意味ではなにか非常に徒労感を感じる。

とにかく、皆さん、あんまり余計な「資料(順番を並べ替えただけとか)」は作らないでください。もしくは作っても人に見せるのはやめませんか、現状では突っ込みどころ満載のネタを提供するだけなので。