仕事と晩飯とその他

日記です。

東京国際ブックフェアを広告媒体として考えてみた。

婦人生活社が自己破産。ベビーエイジとか、定期購読もやってたんだ……。購読期間が残ってても返金はないんだろうなあ。キツい。

東京国際ブックフェアの出展者説明会に行った。今年も出展は見送ることになりそう。去年も出さなかったし。今年の説明も例年と同様だったが、来場者数が一昨年と去年で数百人しか伸びていないのが気になった。

雑誌などもそうだが、部数が伸びている(展示会の場合は来場者数が増えている)時はリピーターだけでなく新規顧客も多いので広告媒体としての価値が高いが、頭を打ってしまうと後はリピーター主体になってしまう可能性が高い。広告代理店の人間はそういう雑誌(や展示会)について「セグメント化」されているなどと言うが、どうなんだろう。特に出版物の場合、同じ本を買う人はごく稀な存在でしかない。ということは、セグメント化された媒体よりは広くマスに訴えるものの方が有効なのではないだろうか? もちろん、初めて出稿する場合は有効だが2回目以降はどうだろう。

また、雑誌の場合、継続的な読者というのはある種のマニアと化していく可能性が高い。情報自体も共有している可能性が高そうだ。つまり、そこに広告を打ったとしても「既に知っている可能性が高い」のではないだろうか。

その辺の話を広告代理店の人間とするときに良く例として「釣り雑誌に釣竿の広告を出すことの有効性」という話をしている。釣り雑誌の熱心な読者は釣竿の情報などは広告が出る前に既に入手しているのではないだろうか? 特に昨今はネットでその手の情報を得ているように思う。以前は広告自体が情報としての価値を持っていたのに、今はそうではないのではないだろうか?

雑誌の製作過程の問題で広告原稿の締切が早い=情報の速報性が失われている、というのもマイナス要因か。

そんなこともあって最近は新聞の媒体としての効果を再認識している。

ただ、雑誌は(たぶん展示会も)、ある程度掘り下げた形での情報として商品を提案するのには向いているのだろう。記事広告的なものは新聞より雑誌の方が良さそうだ。

書店店頭の「宣伝効果」というのも近頃痛感してる。あと、クチコミ(=掲示板)を含むネットの有効性も。

それぞれの媒体の特徴を生かして活用するためにはもう少し勉強しないとなあ。

今週はなんだか激しく疲れたんで考えが散漫だ。明日は幼稚園で餅つき。親ってツライ。