仕事と晩飯とその他

日記です。

盛り上がりつつあるようだ。

年明け早々の「オンライン注文(<A href=http://www.hanmoto.com/>版元ドットコム</A>経由)」の影響が徐々に広がりつつある。

まあ、実際の注文はまだまだちょぼちょぼだが、これをきっかけに本屋の村のメーリングリスト論議が起こり始めている。中小零細版元の「版元ドットコム」と中小零細書店の「本屋の村」から新しいムーブメントが、などと夢想してみたりもする。せっかくだから中小零細取次や方向性のキツい読者なども巻き込んで行けると面白そうだ。

会社でも家でもメーラーを立ち上げると、ギョッとするほどのメールが飛び込んでくる。ここしばらくなかったことなので、ちょっと対応にもたついてしまう。以前の会社では「メールのせいでハードディスクがいっぱいに」なってしまった人がいた。無料メールマガジンの購読申し込みなのでそのぐらい来ないと困るとも言える。毎日整理しても翌日にはまたいっぱいになってしまうのには笑った。結局一週間ぐらい経ってようやく落ち着いた。

出版業界におけるITの活用は新しい段階に入りつつあるように思う。ワープロやDTP、メールの普及など、制作の現場では以前から大きな変化があったが、本の流通や販売についてのITの活用は、つい最近から始まったばかりだ。だからこそ、中小の版元にも書店にも、チャンスはある。

今日のミーティングで営業の一人から「提案営業をすべき」という話が出た。

一体何を提案するというのだろうか? それ以前の問題として何かを提案するということは、相手が聞きたいことが分かっているということなのだろうか? それともこちらの思い込みを押し付けようってのか?

提案営業なんてえのは聞こえは良いが何も言ってないのと一緒だ。そんな相手が望んでいないような駄法螺を吹いているぐらいなら棚の在庫をチェックしたほうがマシだ、と思う。

意見交換はこちらの思い込みだけで進めていくのも変だ。交換ってぐらいだからお互いに聞かないと。でも、その当たり前のことが難しい。