仕事と晩飯とその他

日記です。

インフォームド・コンセントとメメント・モリ

今期の理事会(マンションの)は当たり年らしく、監視カメラの設置や植栽の剪定・共有部分の修繕・管理費値上げ等々、棚上げされていた懸案事項が続々と解決されている。というか頑張って解決している。3月までに駐車場の入替え抽選と駐輪場の登録更新もやることになる。

理事会の後、子供を連れて耳鼻科へ。喉を診てもらうが「インフルエンザのようなので小児科に行ってください」と言われ、近所の小児科へ。

以前良く通っていたところだ。子供の扱いは慣れてるし、薬は控えめ、診断内容や薬についての説明も丁寧で、妻も私も好感を持っていたのだが、妻が「あそこはヤブだって言うお母さんが(幼稚園で)多いのよ」と言い出したので、それなら評判の良い耳鼻科に行こうということになったのだが。

小児科で症状を聞かれたので「インフルエンザみたいなんですが」と言ったら「症状をお話ください」と返された。この時点で近所のお母さん達(全員ではない)が「ヤブ医者」呼ばわりしている理由は分かったので、なるべくしっかりと子供の症状を伝える。インフルエンザの可能性が高いとは思うが正確な診断は検査をしてからに、ということで鼻の奥からサンプルを採取。便利な試薬があるそうで5分程度で結果は「A型インフルエンザ」。薬の説明も聞き、投薬中の外出などについても色々と教えていただいた。ヤブかどうかは分からないが私は充分に納得した。

インフォームド・コンセント、というのはそういうものを求めている人がいるから必要なのであって、必要としない人にはどうでもよい、もしくは「うるさい」ことなのだろう。

夕方、動物病院に電話する。「ハムスターが死んでしまったようなんですが、子供が病院で先生に「死んだ」と言ってもらわないと納得できないようなのでよろしくお願いします」と伝えてから病院へ。医者は死後硬直したハムスターを病気の時と同様に一通り診断した上で、「残念だけど、もうこの子は死んだから目を覚まさないよ。」と子供に伝えてくれた。子供はそれまで病院に連れて行けば元気になると思っていたらしく、心配そうに見守っていたが、医者の言葉を聞くと声を出さずにポロポロ涙をこぼした。

マンションの公園スペースに植えてある木の下に埋めた。

死因だが、前歯の伸びすぎで食事が出来なくなってしまったのかも知れない。最期の日はヒマワリのタネを残していた。少し、後悔が残った。