仕事と晩飯とその他

日記です。

新出版VAN

新文化・文化通信などでも取り上げられていた「新出版VAN」(従来の出版VANと同様の情報共有を、専用回線ではなくインターネットを経由して実現しようというもの)について、昨日、取協の方からお電話を頂きました。

以下、内容を簡潔にご報告いたします。

●「新出版VAN」の説明会は12月中を予定(現在日程を調整中)
●現行の「出版VAN」に参加している版元には説明会の開催日程等の連絡を 予定している。
●現行の「出版VAN」に参加していない版元への連絡は今のところ未定。
新文化に掲載のあった「上位1000社」という話も聞いてみたが、特に反 応は無かった。
●説明会に参加したいので必ず連絡をくれ、と念押しした。

ということで、12月に説明会があるようです。

そういえば新文化の記事で全銀TCP/IPの説明が違うようです。「TCP/IP」についても「TCP/IC」と書いてありました(多分聞き書きでミスしたのでしょう)。

■■全銀手順というのは、銀行のオンラインシステムでの情報のやりとりのために全国銀行協会が開発した手順(約束事、プロトコル)です。これは専用線での情報のやり取りを前提として開発されました。また、銀行のシステムですのでセキュリティ的には非常に堅牢です。TCP/IPというのはインターネットで情報をやり取り(ファイル転送やメール・WWWなど)するための手順(約束事、プロトコル)です。Transmission Control Protocol と Internet Protocol の略語です。
■■要は、専用回線での使用を前提として開発された「全銀手順」をインターネット経由で使用するために「全銀TCP/IP」というプロトコル(手順、約束事)を作った。今回の「新出版VAN」にはそれを使用する、という意味です。
■■ここが肝心ですが、全銀手順はもともとオープンなものではない(今はオープンですが)ので、それを使用するためには専用のソフトが必要です(フリーウェアも試しましたがうまく行きませんでした)。そのため、どうしてもそのコストがかかります(7万〜8万ぐらい)。また、気軽に扱えるかどうかというと若干疑問があります(結構設定等面倒くさい)。私には「余計なコスト」のようにも思えるんですが。まあ、セキュリティ面では邪魔くさいぐらい堅牢ですから、この辺は意見のわかれるところでしょうが。

↑こんなことも仕事のうち。